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実家じまいで後悔しないための
「心の整理」と「家の片付け」完全ガイド

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「実家をどうにかしなければ」と思いながら、何から手をつければいいのか分からず、時間だけが過ぎていませんか?

親が住まなくなった家を整理する「実家じまい」。 それは単なる不用品の片付けではなく、相続・売却・管理・防犯、そして「親と自分の人生の整理」にまで関係する、非常に大きなライフイベントです。

この記事では、数多くの現場をご遺族様と共に歩んできた専門家集団「エピローグシオン」が、「失敗しない実家じまいの手順」「費用の総額目安」「家族間トラブルの回避策」を、プロの視点で徹底的に解説します。

不安や焦りで一杯になった心が、読み終える頃には整理され、確かな一歩を踏み出せるガイドブックとしてご活用ください。

目次

実家じまいは「片付け」ではなく「心の整理」

心

久しぶりに帰った実家。 玄関を開けた瞬間に鼻をかすめる独特の匂い、埃をかぶったままの置物、冷蔵庫の中で賞味期限が切れた調味料、そして主を失って静まり返った廊下――。

「ああ、この家をどうにかしなければならない」と痛感しながらも、膨大な荷物を前に立ちすくみ、そっと扉を閉めて見なかったことにする。そんな経験はありませんか?

親御様が亡くなられたり、施設へ入居されたりして空き家となった「実家」。 そこには、あなたの幼い頃の記憶や、ご両親が大切に積み重ねてきた数十年の歴史が詰まっています。だからこそ、「片付けなきゃ」という理性とは裏腹に、心が追いつかず、手が止まってしまうのは人間として当然のことです。

しかし、誰も住まなくなった家は待ってくれません。驚くほどの速さで老朽化し、資産価値を失い、時には家族の絆すら蝕む「リスク」へと変わっていきます。

私たちがお伝えしたいのは、「実家じまい」とは、単なる「ゴミ捨て」や「家の処分」ではないということです。 それは、ご両親が紡いできた人生の物語に丁寧に区切りをつけ、残された私たち子供世代が、重荷を下ろして前を向いて歩き出すための、大切な「人生の整理」です。

焦る必要はありません。まずはこの記事で全体像を知り、心の準備をすることから始めていきましょう。

実家じまいとは? なぜ今、40代〜60代が急いで取り組むべきなのか

疑問

近年、テレビや雑誌で「実家じまい」という言葉を目にする機会が増えました。

実家じまいとは、具体的に「親が住まなくなった家の中を整理(片付け)し、その不動産を売却・賃貸・解体などの形で処分、あるいは活用できる状態にして、管理責任に決着をつけること」を指します。

なぜ今、これほどまでに注目され、そして「急ぐべき」と言われているのでしょうか。

それには、日本の社会背景と法改正が大きく関わっています。

背景にある「空き家問題」と「相続リスク」

かつては「長男が家を継ぐ」ことが当たり前でしたが、現代では子供たちは独立して都心や別の場所に家を持っていることがほとんどです。 「親が亡くなった後、誰も住まない実家」は、全国で急増しており、社会問題となっています。

国土交通省:空き家政策の現状と課題及び検討の方向性

さらに、2024年4月からは「相続登記の義務化」がスタートしました。これまで曖昧にされがちだった「家の名義変更」が義務となり、放置すれば過料(罰金)が科される可能性も出てきました。

「とりあえずそのままにしておこう」という選択肢が、法的に許されなくなりつつあるのです。

放置することで増大する「3つの具体的リスク」

感情的な整理がつかないうちに家を処分することには抵抗があるかもしれません。しかし、「決断の先送り」は、以下のような深刻なリスクを招きます。

3つの具体的リスク

経済的な出血が止まらない(税金と維持費)

人が住んでいなくても、固定資産税や都市計画税は毎年かかり続けます年間十数万円〜高いところでは数十万円。これが10年続けば数百万円の出費です。 さらに、管理不全で「特定空き家」に行政から指定されると、固定資産税の軽減措置が解除され、税額が最大6倍に跳ね上がるリスクもあります。

建物の急速な老朽化=「負動産」化

家は、人が住み、窓を開けて風を通さないと、驚くべき速さで腐食します。

湿気が溜まり、畳はカビだらけになり、水道管は錆び、シロアリが発生する。わずか数年放置しただけで、本来なら売れたはずの家が「解体費用(数百万円)を払わないと手放せない家」、つまり「負動産」になってしまうケースを、私たちは数多く見てきました。

防犯・防災上の脅威と賠償責任

ここが最も恐ろしい点です。

人の気配がない家は、ゴミの不法投棄場所にされたり、放火のターゲットになったり、不審者が住み着いたりするリスクが格段に高まります。

万が一、老朽化したブロック塀が倒れたり、火災が発生して隣家に延焼したりした場合、その損害賠償責任は所有者であるあなた(相続人)が負うことになります。

実家じまいを急かすつもりはありません。しかし、「放置」だけは避けるべきです。

ご両親が残してくれた大切な資産を「お荷物」や「凶器」に変えないために、安全に管理し、適切な時期に手放す準備を始める必要があります。

実家じまいを失敗させない「全体フロー」

ステップ

実家じまいは、やるべきことが多岐にわたります。

いきなりゴミ袋を持って実家に行っても、膨大な量に圧倒されて挫折するのがオチです。 以下の8つのステップに沿って、計画的に進めていきましょう。

ステップ1:家族・きょうだいで「ゴール」と「役割」を共有する

最初にして最大の難関がここです。実家じまいの失敗の多くは、家族間のコミュニケーション不足から生じます。

「いつかやろう」ではなく、「いつまでに(一周忌までに、など)、誰が主導してやるか」を話し合います。

「長男だから」「近くに住んでいるお前がやってくれ」と一人に押し付けると、後々必ず「勝手に捨てた」「費用が高すぎる」といったトラブルになります。

ステップ2:相続関係と権利の確認

家の名義は誰になっていますか? 亡くなったお父様の名義のままになっていませんか?

土地の境界線はお隣とはっきり確定していますか?実家じまい(特に売却や解体)を進めるには、相続人全員の同意や、名義変更の手続きが必要です。これを後回しにすると、いざ売却が決まった段階で「売れない」という事態になりかねません。

ステップ3:貴重品・重要書類の確保(最優先・宝探し)

片付けを始める前に、まずは「捨ててはいけないもの」を救出します。

これが残っていると、後の遺産分割協議もスムーズに進みます。

これらは、不用品回収業者を入れてしまうと、誤って処分されるリスクがあります。業者を入れる前に、必ずご家族の手で確保してください。

ステップ4:遺品整理・不用品の仕分けと処分

ここが最も肉体的・精神的に負担がかかる「実家じまいの山場」です。

家財道具一式、衣類、食器、家具などを「残すもの」「売るもの」「処分するもの」に分け、搬出します。

心の壁を乗り越えるコツ

「親が大切にしていたものを捨てるなんて、親不孝ではないか」という思いから手が止まってしまうかもしれません。しかし、物を手放すことは、その人の人生を決して否定することではありません。

埃まみれの状態で放置するよりも、感謝して手放し、空間を清めることこそが、最大の供養になります。自分たちだけで抱えきれない場合は、私たちのような「遺品整理のプロ」を頼ることも、賢い選択肢の一つです。

ステップ5:家の活用方針を最終決定する

家の中が空っぽになったら、建物の状態(雨漏りやシロアリがないかなど)を確認し、不動産会社や専門家に相談して方針を決めます。

実家の活用方針

ステップ6:売却・解体・賃貸の実行

方針が決まったら、不動産業者や解体業者と契約し、手続きを進めます。

複数の業者に査定を依頼(相見積もり)し、信頼できるパートナーを見つけることが成功の鍵です。

ステップ7:空き家期間の管理・防犯(※見落とし厳禁)

すぐに売却先が決まれば良いですが、買い手がつくまで数ヶ月〜数年かかることも珍しくありません。この「空白期間」の管理が盲点になりがちです。

郵便受けがチラシで溢れていませんか? 庭木がお隣に越境していませんか?

「この家は空き家です」と泥棒に宣伝しているようなものです。

定期的に通って空気の入れ替えをするか、遠方の場合はホームセキュリティや空き家管理サービスの導入を検討しましょう。「管理されている家」であることをアピールすることが、防犯の要です。

ステップ8:完了・引き渡し

売却や引き渡しが完了すれば、実家じまいは終了です。

寂しさはあるでしょうが、肩の荷が下り、大きな達成感と安堵感に包まれるはずです。この時、改めてご両親に「無事に終わったよ」と手を合わせてあげてください。

実家じまいにかかるトータルコストの現実

コスト

「実家じまい=遺品整理代」と思われがちですが、実際にはそれ以外にも多額の費用がかかります。「こんなにかかると思っていなかった」と後で青ざめないよう、費用の全体像(目安)を知っておきましょう。

遺品整理・不用品処分費用

家の中にある家財道具を全て撤去する費用です。

目安:10万円〜50万円以上(間取り・物量による)】

私たちエピローグシオンの場合、1R/1Kで35,000円〜、一般的な3LDK〜4LDKの一軒家で20万円〜50万円程度が目安ですが、物量やトラックの台数によって変動します。正確な金額は現地見積もりが必須です。

解体費用(更地にする場合)

目安:100万円〜300万円以上

木造か鉄筋か、前面道路の広さ(重機が入れるか)によって大きく変わります。

一般的な木造住宅(30坪〜40坪)で150万円前後が相場とされてきましたが、近年は人件費と廃棄物処理コストの上昇により、200万円を超えるケースも増えています。

売却にかかる諸費用

目安:売却価格の4〜5%程度

家の売却にかかる諸費用

維持管理・防犯費用(売れるまでの期間)

目安:月額 数千円〜1万円程度

家の維持管理・防犯費用

これらを合算すると、場合によっては数百万円単位の出費が必要になることもあります。

「そんなお金はない」と思われるかもしれませんが、放置して「特定空き家」になり税金が跳ね上がったり、建物の価値がゼロになったりするリスクと比較すれば、これらは「未来の安心を買うための必要経費」であり、早期に取り組むことで抑えられる費用でもあります。

「自分でやる」vs「業者に任せる」実家じまいの判断基準

選択

「費用を抑えるために自分たちでやりたい」「でも、時間も体力もない…」

この狭間で悩む方は非常に多いです。どちらが正解ということはありませんが、状況に合わせた適切な判断基準をお伝えします。

「自分たち(自力)」で進めるのが向いているケース

以下の条件が揃っている場合は、自分たちで進めることで費用を節約でき、心の整理もしやすいでしょう。

自力で進めるのが向いているケース

「専門業者」に任せた方が良いケース

逆に、以下のどれか一つでも当てはまる場合は、私たちプロに任せることを強くお勧めします。無理をすると、腰を痛めるなどの体調不良や、精神的に追い詰められて「実家じまい鬱」になってしまう恐れがあります。

業者に任せた方が良いケース

実家が遠方で、宿泊費や交通費がかさむ

週末ごとに通う交通費と時間を時給換算すると、業者に頼むより高くつくことが多々あります。

一軒家で、物量が圧倒的に多い

4LDK以上、納戸・屋根裏・蔵・倉庫があるという場合です。プロでも5〜6人で数日かかる量を、素人が週末だけでやるには数年かかります。

大型家具や家電がある

冷蔵庫・タンス・ピアノ・仏壇などの搬出には危険が伴います。慣れていないと壁や床を傷つけ、家の価値を下げてしまいます。

親族が高齢、または仕事が忙しくて手伝えない・精神的に辛く、遺品を見るだけで涙が出て手が止まってしまう

これが一番の理由です。第三者が入ることで、淡々と、しかし丁寧に作業を進めることができます。

「業者に任せる=手抜き、冷たい」ではありません。

「自分にしかできないこと(書類の確認や形見の選別)」に集中するために、体力を使う部分はプロの手を借りるという、賢い「人生の選択」なのです。

トラブル回避! 実家じまいにおける「防犯」

防犯

実家じまいにおいて、意外と見落とされがちなのが「防犯」です。空き家になった瞬間から、その家は地域の「リスク要因」になります

空き家が狙われる理由

「人の気配」を作ることが最大の防御

特に実家が遠方で頻繁に通えない場合、どうやって家を守ればいいのでしょうか。

重要なのは「人の気配」を演出することです。

ここで役立つのが、ALSOK(アルソック)などの警備会社が提供する「空き家管理サービス」や「ホームセキュリティ」です。

ホームセキュリティがしてくれること

月額数千円〜のコストはかかりますが、「ALSOKのステッカー」が貼ってあるだけでも、空き巣に対する強力な抑止力になります。

実家じまいは、片付けが終わって家を手放すまでの「空白期間」が最も危険です。この期間の安全をお金で買うことは、賢明なリスクマネジメントと言えます。

実家じまいでよくある3大トラブルと回避策

トラブル

実家じまいは、家族間の感情とお金が絡むため、トラブルになりやすいデリケートな行事です。事前に対策を知っておくことで、無用な争いを回避できます。

トラブル1:きょうだいで意見が割れる・押し付け合い

「兄貴は全部捨てろと言うけど、私は思い出の品を残したい」「実家は残して誰か住めばいいじゃないか」「費用は誰が出すんだ」といった対立です。

回避策=初期段階での役割分担

作業を始める前に、必ず「費用負担」と「最終的な家の処分方法」について合意形成を図ってください。

もし意見がまとまらない場合は、「実家の評価額」を専門家に出してもらい、数字をベースに冷静に話し合うことが大切です。また、形見分けは作業当日ではなく、事前にリストアップして配送するなど、感情がぶつからない工夫が必要です。

トラブル2:業者からの高額請求・不法投棄

見積もりとは違う追加料金を不当に請求されたり、回収した荷物を山林に不法投棄されたりする悪徳業者の被害です。

回避策=相見積もりと書面確認

必ず「訪問見積もり」を取り、「追加料金が発生しない条件」を書面やメールで残してくれる業者を選びましょう。

また、「遺品整理士」などの資格を持ち、会社の所在地や実績が公開されている業者を選ぶことが重要です。

「トラック積み放題1万円」のような極端に安い見積もりを出す業者は、不法投棄のリスクがあるため、避けるのが無難です。

トラブル3:ご近所からのクレーム

片付け中のトラックの騒音、路上駐車、ホコリ、あるいは空き家期間の植木の越境や害虫発生などで苦情が来ることです。

回避策=事前の挨拶と管理

作業前の近隣挨拶は必須です。「〇月〇日に片付けを行います」と一言あるだけで、ご近所の許容度は大きく変わります。

私たちエピローグシオンでは、スタッフが事前の近隣挨拶や養生(保護)を徹底していますが、ご自身でも一言かけておくだけで印象は全く違います。空き家期間中も、「管理・防犯」を前提にした計画を立てておくことが、トラブル防止につながります。

「実家じまい」の成功事例・失敗事例

ケース

実際のケースを知ることで、ご自身の状況に置き換えてイメージしてみましょう。

失敗事例】自分たちだけでやろうとして、5年放置

両親が亡くなり、地方の広い一軒家が空き家に。「他人を家に入れたくない」「費用をかけたくない」と、長男夫婦が週末ごとに通って片付けを開始したが、最初は順調だったものの、膨大な物量と、毎回出てくる思い出の品に手が止まり、作業が進まない。往復の交通費と疲労が積み重なり、半年後には足が遠のいてしまった。結果、5年間放置され、庭木はジャングル化。近隣から役所に通報され、最終的に業者に依頼したが、家の傷みが激しく解体するしかなくなり、余計な出費がかさんだ。

この事例の教訓は、「無理なDIYは、時間とお金を浪費し、家の価値を下げてしまう」ということです。

成功事例】プロに依頼し、スムーズに売却へ

母が施設に入居し、実家じまいを決意。遠方のため頻繁に通えない次女が主導。きょうだいで費用を折半することで合意し、遺品整理業者に依頼。重要書類や「探してほしいものリスト」を業者に渡し、立ち会いのもと作業。タンスの裏から現金と貴金属が見つかり、作業費用の一部に充てることができた。家の中が空っぽになったことで、不動産会社の査定もスムーズに進み、更地にせずに「古家付き」として早期に買い手がついた。

この事例の教訓は、「プロを活用し、『スピード感』を持って進めたことが、資産価値を守ることにつながった」ということです。

【まとめ】実家じまいは「終わり」ではなく、家族の「新しい始まり」

ここまで、実家じまいの手順、費用、リスク、そして心構えについてお伝えしてきました。

実家じまいは、確かに大変なエネルギーを必要とする作業です。

寂しさ、親への申し訳なさ、面倒くささ、金銭的な不安……さまざまな感情が波のように押し寄せてくることでしょう。

しかし、冒頭でもお伝えした通り、実家じまいは単なる「片付け作業」ではありません。

ご両親が築いてきた歴史に敬意を表し、綺麗に幕を引く。そして、残された家族がトラブルなく、笑顔でこれからの人生を歩んでいくための「前向きなプロジェクト」です。

いつまでも過去(空き家)に縛られるのではなく、未来へ進むための儀式なのです。

どうか、一人で抱え込まないでください。

「何から始めればいいか分からない」「遠方で通えない」「荷物が多すぎて途方に暮れている」

そんな時は、私たちエピローグシオンにご相談ください。

私たちは、単に部屋を片付けるだけの不用品回収業者ではありません。

「どの品を残すべきか」「権利書などの重要書類はどう探すか」「供養はどうするか」「完了後の防犯はどうするか」

そういった一つひとつの悩みに寄り添い、あなたの実家じまいをトータルでサポートいたします。

作業中に出てきたお写真は、一枚たりとも無下に扱いません。

ポケットの中の小銭一つまで、必ずご遺族様にお返しします。

そして、ご両親が愛した家が、最後は綺麗に、清々しい姿になるよう、心を込めて磨き上げます。

まずは、現地でのお見積もり(無料)から始めてみませんか?

「実家をどうにかしたい」というその小さな一歩を、私たちが全力で支えます。

お部屋が片付いた時、きっとあなたの心にも、爽やかな風が吹き抜け、新しい景色が見えてくるはずです。

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