こんにちは。遺品整理専門エピローグシオンのスタッフです。
さて、本日はトラブルにならない形見分けの方法についてお話したいと思います。
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葬儀が終わって遺品整理を始める際に、まず、形見分けを行う必要があります。
形見分けとは、故人様が生前大切にしていたものや思い出の詰まったものを親族や親しい人に分けることです。
例えば、時計やアクセサリーなど故人様を思い出せる品物を形見とされる方も多くいらっしゃいます。
そんな遺品整理に欠かせない形見分けですが、形見分けをする際に、4つほど注意点がございます。
一つ目の注意点は形見分けをする品の汚れをあらかじめ落としておくという点です。
衣類であればクリーニングを行うなどして、お渡しする際に汚れが気にならない状態にしておくことが無難でしょう。
二つ目の注意点は、包装をしないことです。
形見はプレゼントではないため、包装はせず、そのままお渡しするのがマナーとされています。
3つ目の注意点は、現金や金券、あまりに高価な品は避けるという点です。
これらを形見分けすることは、財産分与に相当してしまうため、形見として送ることはできないとされています。
最後の注意点は、ペットなどの生き物は避けるという点です。
ペットなどは飼う際に世話の責任が必要となりますので、もらう人が困ってしまうかもしれません。
どうしてもペットを譲る場合には事前に約束を取り付けましょう。
これらの注意点に気を付けても、形見分けでトラブルが起きてしまう事例は多々あります。
具体例を今から4つほどご紹介します。
一つ目は、誰が何を譲り受けるかでもめてしまうケースです。
アクセサリーや着物など、比較的資産価値のあるものは欲しがる人もおおいため、事前にしっかりと話しあう必要があります。
二つ目は口約束が問題となるケースです。
口約束が重なってしまい、トラブルになってしまうこともありますので、親族が中心となり、事実を一つ一つ確認しながら、約束をするべきでしょう。
三つめは、いらないと言っている人にも形見分けをしてしまうというケースです。
善意で譲ったとしても、強引に形見を渡された相手は不快に感じてしまうかもしれません。
形見分けは決して義務ではないので、必ず相手の了承を得てから形見分けを行いましょう。
最後のケースは、形見分けを約束した品を処分・紛失してしまうというトラブルです。
形見分けを約束した品は個別に保存し、間違えて処分しないようにしましょう。
これらのトラブルに合わないためには、何よりも「事前に話し合う」ことが大切になります。
法定相続人全員が集まり、しっかりと話し合いをしましょう。
形見の取り合いでトラブルになってしまうこともありますので、弁護士や税理士の人にも話し合いの場に立ち会ってもらうのも一つの手だとおもいます。
また、トラブルになりにくい話し合いのコツとしては、目上の人から形見分けの約束をするという方法があります。
特別、決まった順番があるわけではありませんが、その場の全員が納得のいく順番で形見分けを行うのが無難でしょう。
現在お困りの方が、このブログを読んで少しでも助けになってくだされば幸いです。
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