こんにちは。エピローグシオンスタッフです。
本日は、セルフネグレクトについてお話したいと思います。
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さて、みなさんはセルフネグレクトという言葉をご存じでしょうか?
セルフネグレクトの、「セルフ」とは自分、「ネグレクト」とは無視すること、すなわち本来自分自身が生きるためにやらなければいけない、掃除、食事、着替え、入浴、通院など身の回りの事を何らかの要因によりしない・できない状態になり自己管理ができなくなっていく事を言います。
自己放任とも言われる、セルフネグレクトですが、陥ってしまう原因は誰にでも起こりうる些細な出来事によって、誰にでも起こりえる状態と言えます。
高齢者だけの問題と思われてきましたが、近年は若者のセルフネグレクトも増えてきているようです。
- 不慮の出来事(近親者の死・リストラなど)
- 病気(精神疾患・認知症など)
- 心身機能低下
- 経済的困窮
など
若年層のセルフネグレクトが増えている要因に、引きこもりの人や、知人・友人との交流がない人、未婚の人が増加している事が影響していると言われており、経済的困窮などが増加の一因とされています。
セルフネグレクトの方の特徴として下記のものが挙げられます。
セルフネグレクトの主なサイン
本人
- 無力感、諦め、投げやりな様子が見られる
- 暴言を吐く、無表情になるなど急に様子が変わった
- 身だしなみに関心がなくなった
- ごみをうまく分別できなくなった
自宅
- 台所の食器が片付けられず積み重なっている
- 仏壇が手入れされていない
- 昼でも照明がついている
- 晴れた日に雨戸やカーテンが閉まったまま
社会との関わり
- ここ3年くらいの間に家族の死に直面した
- 日常会話やあいさつが減った
- 周囲の人が手伝おうとしても、本人は「いいよ」と遠慮する
引用元:広報 はつかいち No.1288 11 November 2022
体調やストレスに気を配ったり、ストレスのかかる出来事(近親者の死やリストラなど)に注意する、社会的孤立を回避するなどが予防になるようですので、周りの人が気をつけるのはもちろん、今セルフネグレクトの状態になっていない今から意識する事で、セルフネグレクトを回避する事ができるかも知れません。
家族や近隣の方に似たような症状の方がいる、困っている事があれば、地域包括支援センターや、障害福祉課などで相談できるようです。
相談することはとても勇気がいることだと思いますが、うまくこういった機関を使用し、生きづらい世の中を少しでも生きやすいものにしていきましょう。
セルフネグレクトは進行すると、孤独死のリスクや、ゴミ屋敷になるリスクがあります。
進行させないためにはやはり、人とのつながりが大切になります。
人との繋がりが希薄になっている昨今ですが、現代こそ人との繋がりをより大切にしたいですね。
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