こんにちは!遺品整理専門エピローグシオンのスタッフです。
さて、本日はゴミ屋敷と発達障害の関係性についてお話ししたいと思います。
【エピローグシオンのゴミ屋敷の作業実績】 ⇐こちらをクリック
お部屋のお片付けや掃除はなかなか大変ですよね。
私もあまり得意ではありません。
片付けや掃除があまりにも苦手な方は「ゴミ屋敷化」してしまうこともあります。
「片付けようとは思うけれど、思うように片付けが進まない」
「掃除しようとする気力が湧かない」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
思うように掃除や片付けができない原因には、発達障害が関係しているかもしれません。
もちろん、ゴミ屋敷化してしまう原因は様々であり、ゴミ屋敷化している人が必ず発達障害ということは決してありません。
反対に、発達障害の人は必ず家の中をゴミ屋敷化してしまうというわけでもありません。
そのことを踏まえながらも、可能性としてゴミ屋敷の原因が発達障害によるものであると考えられる場合、その理由ついて今回はご紹介していこうと思います。
発達障害とは?
まず初めに、そもそも発達障害とはどのような障害であるのかについてご紹介していきたいと思います。
発達障害とは、自閉症やアスペルガー症候群、学習障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)など、脳機能の発達に関係する障害の総称です。
障害の種類や重さによって症状が異なり、個人差が大きいとされています。
それぞれの障害に見られる症状についてご紹介を致します。
●自閉症/アスペルガー症候群
自閉症には、言葉の発達の遅れ、コミュニケーションの障害、強いこだわりなどの症状が見られます。
●ADHD(注意欠陥多動性障害)
ADHDには、集中できない、じっとしていられない、忘れ物が多いなどの症状が見られます。
●学習障害
学習障害には、全般的な知的発達に遅れはないにも関わらず、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力の発達が遅れてしまう症状が見られます。
これまでは、発達障害と聞くと、子供に見られる障害であると認知されがちでしたが、最近になって「大人の発達障害」という言葉を耳にするようになりましたよね。
大人の発達障害とは、症状が軽度であったため子供のころは障害を認知しないまま過ごし、大人になってから気づくというケースを指します。
実際に、大人になって仕事を始めてみると単純なミスが増えてきたり、一人暮らしで家の片付けがどうしても困難であると感じたことから自身の障害を発見したりすることもあるようです。
発達障害とゴミ屋敷の関係性
ここからは、発達障害とゴミ屋敷が関係していると言われる理由について詳しくご説明いたします。
発達障害とゴミ屋敷が関係していることがある、と一概に言われてもなかなかピンときませんよね。
結論から申し上げますと、発達障害に見られやすい症状がゴミ屋敷を作り出しやすい原因にもなるため、発達障害とゴミ屋敷には関係があると言われているのです。
ここからは、そんなゴミ屋敷化してしまいやすい症状についてどのようなものがあるのかをご紹介いたします。
●集中が続かない
ADHDの方に多く見られる症状の中に、「集中が続かない」という症状があります。この症状は片付けや掃除においても見られます。例として、ゴミを集めている最中にほかのことに気を取られてしまって、すべて中途半端なまま終わってしまう、などのことが起きます。
その結果、ゴミ屋敷化してしまいやすくなるのです。
●計画を立てることが苦手
掃除や片付けには、順序というものが存在します。まずは部屋の中にあるものを
片付けて、上の方にあるほこりを落としてから掃除機をかける、など効率的な順序で計画を立てることが必要です。しかし、計画を立てることが苦手な人は、先にテーブルを拭いて、あとから気付いて上にあるほこりを落としてしまう、ということも起きてしまいます。
●こだわりが強く、物が捨てられない
自閉症やADHDの方に多く見られる「こだわりの強さ」がゴミ屋敷化してしまう原因ともいわれています。
例えば、一定の物について必ず定位置に置いておかなくては気が済まない場合、たとえそれが他の人から見てゴミであると感じるものであっても捨てることができません。
捨てることができず、さらに同じものを買い続けてしまうとあっという間に物で埋め尽くされ、ゴミ屋敷化してしまうのです。
ちなみに、この症状は反対に綺麗好きの方にも見られます。
家の中にちょっとしたものでも、余計な物を置きたくないと感じる方は家の中が常にすっきりしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ゴミ屋敷と発達障害は関係していることももちろんあります。
しかし、必ずしも発達障害が原因でゴミ屋敷になるということはありません。
ゴミ屋敷化してしまう原因は、ため込み症と呼ばれる精神疾患を患っていることや、極度のストレス、多忙など様々な原因が考えられます。
今回はあくまで一例として発達障害との関係性がある可能性をご紹介したものとなります。
もしも、現状がゴミ屋敷となってしまっている方は、
ゴミ屋敷にしてしまう自分は悪いのだとご自身を責めずに、これからどのように対処をしていくべきかについて今一度お考えになってみてはいかがでしょうか。
住む場所がすっきりすると、心も晴れやかになります。
私共にそのお手伝いをさせて頂けますと、何より幸いでございます。
現在、ご自宅の片づけをしたいとお考えの方は、ぜひ当社エピローグシオンまでお気軽にご相談くださいませ。
ご依頼者様のお気持ちに寄り添い、丁寧な対応を心がけております。






