梅雨も終わり、猛暑の中でのボランティア活動

梅雨も終わりいよいよ夏も本格化です。

今年も大雨で各地に被害が出ておりますが大雨になると2年前（2018年）の西日本豪雨での災害を思い出します。そして災害後の片付け作業、あの時の猛暑の中でのボランティア活動...

 

 

［２年前］とある広島県呉市のご家族から

「今ホームページを見て問い合わせをしたのですが、この度の災害で家の中まで水で浸ってしまいまして家財などが、めちゃくちゃになってしまいまして片付けが困難でして困っていますが、今ホームページを見ていますと費用がかからず片付けをしていただけると載っていましたが本当にやっていただけるのでしょうか？」との問い合わせだった。

 

2年前の西日本豪雨の時、災害に遭われた方に少しでも力となって元気をつけてあげることができないかと思い、作業数に限りはございますが床上浸水した家財などの搬出や家の周りの清掃をボランティアで行わせていただきますと希望を募っていたところ、問い合わせの方が呉市のご家族の方から来たのである。

 

そして依頼を受け現場へ行くとそこは災害で被害を受けた家々が並んでいた。[百聞は一見にしかず]とはまさにこのことで聞くことより自分の目でその様を見る事が1番に理解があった。

 

そして依頼のあったご家族の家の中を拝見させていただくと冷蔵庫やタンス等はほぼ半分まで水で使った跡が付いており浸水の度合いを表していた。衣類などはもちろん中に入っていた書類や手紙、アルバム、思い出の品などが全て泥水につかった後の状態で、なんともやり切れない気持ちになった

 

「こんな状態です…。」と浸水してしまった後の家の中を案内していただいていた旦那さんの苦笑いと肩を落とされているご家族の姿を見て一刻も早く片付けをしてあげるべきことを感じ取り作業に取り掛かった。

 

処分する家財などは仮に準備された空き地を使ったスペースに運搬して置いておくようになっていたためそこまで軽トラに浸水家財を積み込み運搬する作業だったが炎天下の中で灼熱地獄で熱中症との戦いでもあった。作業をしていると隣近所の方から不安そうな顔で「すいませんうちのタンスも少し運んでもらうことは可能でしょうか？」と言われ「大丈夫ですよ、どのようなタンスか見せて頂けますか、この家具など運んだらすぐやりますので」と話したら安心した表情に変わった。

 

そして実際に家の家具を運び出す作業を終えると「ありがとうございます、本当にありがとうございます。」と何度も何度も頭を下げられた。ご依頼者様からだけではなく近隣の皆さまからも何度もお礼を言われ。なんだか逆に申し訳ない気持ちになってしまった災害後の現場作業であった。

※災害に遭われたご家族の方のお気持ちを考え、家の中の画像の添付は控えさせていただきます

 

 

今現在、コロナ禍で第2波の心配の中でこの間からの大雨の被害と災害、疫災と世の中の経済や環境が逼迫しているのは本当に心配なことである。このような状況の中だからこそ、今自分に出来る事は何だろうかと思いやりを持って国民一人一人が本当に真剣に考えるべき時ではないだろうか。

 

 

 

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