孤独死、孤立死にならないためには…。

今現在、コロナ禍で人と人との距離を保たなければならない状況の中で良くないニュースをよく耳にする、相次ぐ芸能人の自殺や、誹謗中傷、殺傷事件、麻薬関連など、その理由の一つとして、孤独感、孤立感、寂しさ、精神的ストレスなどが挙げられると思う。

 

自分が遺品整理や特殊清掃という仕事をする上で

『死』というものに対して感じることは

実際に孤独死の現場に入って作業をしていくとその時の状況を伺い知ることができるのだが、例えばキッチンや冷蔵庫にも食料が全く入ってなく部屋にも全く無い場合、おそらく餓死状態で孤独死、首を吊った痕跡やベルトやロープがあからさまにあればそれは自殺、普通に生活感もあり特に変わった様子もない場合は一概には言えないが年を取っての老衰（例えばヒートショックや体の急な異変によって倒れてしまいそのまま気付かれないこと）による孤独死が比較的に多い傾向がある。

 

どれをとっても『死』というものに変わりはないのだがやはり一人で孤独に死ぬということを望んでいる人は少ないと思う。年を取っても普通に周りに家族がいて最期の時は皆に看取ってもらいたいと誰しもが感じるものではないだろうか。人には寿命があり、いつか終わりの日は来てしまうのだがﾞ...

 

偉い人の言葉に『人の一生は短命でも長命でも関係ありません、問題はその人がどう生きて来たかなのです。』という言葉がある、仮に病気になって余命宣告をされた人でも一生懸命一日一日を楽しんで生きている人もいる。

 

話がしたい事があっても我慢してたり、接したい人がいても避けて億劫になったりとなかなか勇気を持って行動ができないことが多いが大切な事は自分に正直に生きることだと思う、無理をして我慢してストレスを溜めてしまい悪い方向に行くことのないようにコントロールするしかない、仮に自分でできないとしたらコントロールしてくれる友人や家族、またはそういった所に頼んでおく事で予防に繋がると思う、やはり【人間】という字の如く人と人との間を断ってしまうと人としての気持ちも疎かになると思う。

 

『自分は人に迷惑をかけてないし、一人で生きていけるから大丈夫だ』という人もいるが、

本当にそうだろうか、仮にも親だったり兄弟、友人や他の誰かが１人でも自分の事を元気でいるか心配して気にかけてくれているかもしれない、自分一人で生きている様に感じているだけでどこかでそういう想いで自分が生かされているということに気付いてほしい。

 

孤独死、孤立死を無くすためにはやはり人がお互いに人のことを少しでも想って少しでもの行動を起こすことだと思っている。

 

 

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