こんにちは。遺品整理専門エピローグシオンのスタッフです。
さて、本日は二人暮らしにおいての孤独死の原因についてお話したいと思います。
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少子高齢化が続く現代社会において、高齢者における孤独死は年々増加しています。また、核家族化が進んだことにより、パートナーとの離婚または死別を経験し、一人暮らしの高齢者が増えていることも孤独死増加の原因とされています。孤独死をしてしまう高齢者のほとんどは一人暮らしであるといわれていますが、二人暮らしであれば孤独死は起きないものなのでしょうか。
実は、同居人がいるにも拘わらず、孤独死という悲しい死を迎えてしまう人も存在するのです。
今後、同居人がいる世帯であっても孤独死が起きてしまうリスクが増加していくと懸念されています。
今回は、二人暮らしにおいて孤独死が起きてしまう原因について詳しく解説していきたいと思います。
二人暮らしにおける孤独死の原因
パートナーと同居しているにも拘わらず、孤独死をしてしまうのは一体なぜでしょうか?
結論から述べますと、パートナーが認知症を患ってしまっていたため、配偶者の死に気づくことができず、二人暮らしの孤独死が起きてしまうのです。
もちろん原因はそれだけでなく、パートナーが寝たきりの状態であったため気づくことができなかった事例や夫婦がともになくなってしまっていたケースも存在しておりました。夫婦がともになくなった事例の中には、パートナーの死を発見してしまった際に大切な人を失ってしまった悲しさから、自ら命を絶ってしまったという悲しい事件も起きています。
二人暮らしにおける孤独死の原因は上記でご紹介したように多数存在しますが、同居人が認知症であったという理由がもっとも多いケースであるようです。
二人暮らしにおける孤独死の背景とは
ここからは、二人暮らしであっても孤独死してしまう社会的背景について解説をしていきます。
パートナーと二人暮らしである高齢者は、配偶者の介護をしている人も多く、どちらかの配偶者が寝たきりであるという世帯も存在するでしょう。その中で、介護を担っているパートナーが突然の発作などで倒れてしまった場合、即座に対処することは難しいでしょう。寝たきりである場合はもちろんですが、認知症となってしまった方であれば、配偶者の存在自体を認識されていない可能性もあります。配偶者の存在が認識されていなければ、配偶者がどこかで倒れていても気づけないというのもうなずけますよね。
このような事例が起きてしまう社会的背景には、高齢者の孤立化にあると思います。
核家族化が進んでしまったことにも原因はありますが、それに加え、近隣住民や行政とのつながりが希薄であるということも社会的な原因であるのではないでしょうか。
私たちが思い描く高齢者であれば、ご近所づきあいもあり、介護サービスを受けているため、日ごろから人との関りがあるように思いがちですが、実際には介護サービスも受けずに二人で静かに暮らしている高齢者も一定数存在するのです。
二人暮らしの孤独死を防ぐためには
先ほどまでご紹介してきた事例によって、二人暮らしであっても孤独死してしまう世帯は存在します。
孤独死自体を減らすためにも、二人暮らしの孤独死は未然に防がなくてはいけません。
最後に、二人暮らしにおける孤独死を防ぐための対策方法についてお話をいたします。
その対策方法とは、やはり高齢者の見守りにあると思われます。
核家族化が進んだ現代社会ではご子息が遠方に住んでいる可能性が高く、なかなか様子を見に行けないという人も存在するでしょう。その場合は見守りカメラなどを活用し、遠方からでもご家族の様子がうかがえるような対策をとると安心できますよね。
社会全体の対策としては、地域全体で高齢者世帯のご家庭を定期訪問するなどの対策が必要になるでしょう。訪問先のご家庭がたとえ二人暮らしであったとしても、範囲を一人暮らしに狭めることなく、定期訪問を行うことができればもしものことがあっても、孤独死という事態は防げるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
二人暮らしであっても、孤独死はおきてしまう可能性があります。
現在、高齢のご両親と離れて暮らしている方は、二人暮らしだから絶対に安心であると過信をせず、定期的に連絡を取られると良いでしょう。見守りカメラを活用されるたり、介護サービスを利用されることによっても孤独死を未然に防ぐことができます。
今回のブログによって孤独死の現状が少しでも伝わりましたら幸いです。






