こんにちは。遺品整理専門エピローグシオンのスタッフです。
さて、本日は孤独死における死臭ついてお話したいと思います。
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皆様は、人が孤独死をしてしまった際に発生する「死臭」と呼ばれる匂いをご存じでしょうか?
「死臭」という言葉を聞いたことはあっても、実際にどのような匂いなのかを知っている方は、それほど多くないと思います。
そもそも、日常生活の中で人の死後に発生する腐敗臭を嗅ぐ機会はほとんどありません。
「孤独死が発生すると、どんな匂いがするの?」
「死臭って、くさやとか生ごみのような匂いなの?」
「一度発生した死臭は消すことができるの?」
上記のように疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
孤独死では、発見までに時間がかかってしまうことで、ご遺体の腐敗が進み、室内に強い腐敗臭が発生することがあります。
そして、その臭いが玄関や窓、換気口などを通じて室外まで漏れ出し、近隣住民の方が異変に気づくことで発見につながるケースもあります。
また、臭いが強くなるほど、単純に消臭剤を撒くだけでは対応が難しくなります。
床や壁などに体液が染み込んでいる場合には、臭いの発生源そのものを除去しなければならないこともあります。
今回は、そんな孤独死に伴う「死臭」について、
・死臭とはどんな匂いなのか
・なぜ死臭が発生するのか
・死臭を放置するとどうなるのか
・なぜ一般的な掃除では消臭が難しいのか
・特殊清掃ではどのように消臭するのか
といった内容について、詳しく解説していきたいと思います。
死臭とは?なぜ孤独死で強い臭いが発生するの?
まず、「死臭」とは一体どのようなものなのでしょうか。
死臭は、亡くなられた方のご遺体が時間の経過とともに腐敗していくことで発生する、強い腐敗臭を指して使われる言葉です。
人が亡くなると、体内の免疫機能が停止してしまうため、体内に存在する菌が急激に増加し、時間の経過とともに身体の組織が分解されていきます。
組織の分解の過程で硫化水素・アンモニア・メタンなど様々なガスが発生。
特に、カダベリンとプトレシンという化合物は、タンパク質が分解される過程で強烈な悪臭を放つと言われています。
それらの化合物が複雑に混ざり合うことで、独特の強い腐敗臭として感じられるようになるのです。
特に孤独死の場合、ご遺体の発見までに時間がかかることがあります。
発見が遅れれば遅れるほど腐敗が進行し、室内に強い臭いが染み付いてしまう結果となってしまうのです。
ただし、死臭の強さや広がり方は、発見までの時間だけで決まるものではありません。
室温や湿度、部屋の環境、ご遺体の状態など、さまざまな条件によっても変化します。
「亡くなってから○日経過したら必ず強い死臭が発生する」と一律に判断することはできません。
死臭ってどんな匂い?
では、実際に死臭とはどのような匂いなのでしょうか。
死臭は一般的に「強い腐敗臭」と表現されますが、人によっては下記のような臭いであるとも言われています。
- ・腐った肉や生ごみのような臭い
- ・発酵した食品のような臭い
- ・ウォッシュタイプのチーズのような臭い
- ・魚の干物のような臭い
- ・どこか甘いような臭い
ただし、上記のような死臭を「○○の匂い」と一つに例えるのは簡単ではありません。
死臭は一種類の臭いではなく、さまざまな臭気成分が複雑に混ざって発生するためです。
また、室内に臭いが充満している場合には、一度臭いを嗅いでしまうと下記のように感じてしまう人もでてきます。
「服や髪に臭いがついたように感じる」
「部屋から出たあとも臭いが残っているように感じる」
死臭の臭いはあまりにも強烈であるため、鼻の粘膜に臭いが付着しているように感じてしまうことがあるのです。
なぜ孤独死では発見が遅れることがあるの?
孤独死の現場で問題となる「死臭」を考えるうえで、発見までの時間も重要なポイントです。
一人暮らしの方が自宅で亡くなられた場合、すぐに発見されるとは限りません。
定期的に連絡を取る家族が遠方に住んでいたり、近所との交流が少なかったりすると、異変に気づくまで時間がかかってしまうことがあります。
その間にも室内では時間が経過していくため、発見されたときには既に腐敗が進行しているケースがあるのです。
また、異臭が発生したことで近隣の方が異変に気づき、管理会社や警察などへ相談したことをきっかけに発見される場合もあります。
つまり、「臭い」は孤独死の早期発見につながる一つのサインになることがあるのです。
孤独死の発見が遅れるとどんな問題がある?
死臭の蔓延は、単に「部屋が臭くなってしまう」というだけの問題ではありません。
発見が遅れた孤独死現場では、臭い以外にもさまざまな問題が発生していることがあります。
ここからは、死臭を含めた孤独死現場で起こり得る問題についてご紹介します。
1.ハエなどの害虫が発生
害虫が大量に発生している場合には、ご家族だけで対応することが精神的な負担になることもあります。
孤独死の発見が遅れた現場では、ハエなどの害虫が大量発生しているケースが多くあります。
本来、部屋の中は密閉された空間であることが多いにも関わらず、なぜハエが大量発生してしまうのでしょうか?
そのきっかけは、「死臭」にあります。
「死臭」はその強力な臭いから、部屋の隙間を抜け、外にまで臭いが漂います。
その臭いにハエが引き寄せられ、サッシの隙間やエアコンのホースから部屋へと侵入し、遺体に卵を植え付けるのです。
その卵から幼虫が孵化し、およそ一週間でウジ虫はハエ(成虫)まで成長してしまいます。
その結果、室内に大量のハエが湧き出ることとなるのです。
こうなってしまうと、害虫の駆除も必要になります。
害虫が湧いてしまうと近隣の住宅にもハエが入り込む可能性が出てきます。
被害が広がる前にいち早く害虫駆除をする必要があるでしょう。
2. 床や壁などに臭いが残ることがある
孤独死現場で特に注意したいのが、臭いの発生源です。
ご遺体の状態によっては、体液などが床材へ染み込んでしまうことがあります。
表面を清掃しただけでは、床材の内部まで染み込んだものを取り除けない場合があります。
その状態で表面だけを消臭しても、死臭の臭いを取りきることはできません。
そのため、現場の状態によっては床材や壁紙などを撤去し、臭いの原因となっている部分を取り除く作業が必要になります。
もちろん、すべての孤独死現場で床や壁の解体が必要になるわけではありません。
発見が早ければ、床や壁に体液が浸透することもなく、解体をせずとも現状回復できる可能性があります。
汚染の範囲や程度を確認し、どこまで処置する必要があるのかを判断することが重要なのです。
3.近隣住民に影響が出てしまう
強い臭いが発生している場合には、室内だけではなく周辺にも影響が及びます。
玄関や窓、換気設備などを通じて臭いが外へ漏れ出てしてしまうため、近隣住民がその臭いによって異変を察知することがあります。
特にマンションやアパートなどの集合住宅では、近隣住民が臭いの影響を受けやすく、場合によっては、隣室や廊下などで臭いが確認され、近隣住民から管理会社へ相談が入ることもあるのです。
実際に特殊清掃を行う現場では、「あの臭いを早くどうにかしてほしい」と近隣住民の方からご相談を受けることがありました。
そのため、孤独死孤が発生した場合には、いち早く対処をする必要があるのです。
私たちエピローグシオンでは、ご遺族だけでなく、近隣住民や建物の管理者など、周囲の方への影響も考え、できる限り迅速な対応をさせていただいております。
4. 遺族の負担が増える
孤独死現場の発見が遅れてしまうと、結果として、残された遺族の負担が大きくなってしまいます。
その負担は、「金銭的負担」だけでなく「精神的負担」にまで及びます。
特殊清掃や原状回復による費用が発生してしまうと、その多くは遺族が負担することとなります。
特殊清掃の費用相場としては、体液・血液の除去が3万円程度、消臭・除菌が6〜10万円程度と言われています。
発見が早く、必要な対処が少ない場合は20万円程度の負担で済むケースも存在します。
しかし、発見が遅れてしまえばしまうほど、原状回復におけるリフォームなども必要となってしまうため、100万円以上の負担がのしかかってくることもあるのです。
また、近隣住民からのクレームや大切な家族の残酷な最後に、心を悩ませるご遺族様も決して少なくはありません。
金銭的な面から近隣住民との関係まで、二重苦・三重苦でご遺族様を苦しめる結果となってしまうこともあるのです。
孤独死現場を自分たちで清掃してもいい?
孤独死が発生した場合、「できるだけ費用をかけず、自分たちで片付けや清掃をしたい」と考えるご家族もいるかもしれません。
しかし、孤独死現場を自分達だけで清掃をすることは避けましょう。
本来、孤独死現場は「特殊清掃員」と呼ばれる専門家に清掃を依頼することが一般的です。
孤独死現場はプロが対応しなければならないほど難易度も危険性も高いのです。
では、一体どのような観点からリスクがあるのでしょうか?
詳しくご説明していきます。
孤独死現場の清掃には感染症などのリスクもある
孤独死の現場を清掃する際、状況によって血液や体液などに触れる可能性があります。
亡くなった方が感染症であった場合、血液や体液に触れることで、自身も感染してしまうリスクがあるのです。
そのため、普段の家庭で行う掃除とは異なり、適切な防護具を着用し、除菌に必要な専用薬剤を用いて作業する必要があります。
不織布マスクやゴム手袋の着用では不十分です。
特殊清掃員は、細菌や薬剤の成分を吸い込まないようにするために防護マスクを着用し、細菌を身体に付着させないために防護服を身に着けています。
それほど特殊清掃作業を行う際にはリスクが伴うということです。
臭いが残っている場合は、発生源の確認が重要
孤独死現場で特に問題になりやすいのが「死臭」です。
「死臭」の臭いは市販で販売されている消臭剤で消えることはありません。
部屋の中に死臭のもととなる体液や細菌が残っている場合、空間に消臭剤を散布するだけでは、一時的に臭いを感じにくくなっても、再び臭いを感じるようになってしまいます。
たとえば、床材や畳などに体液が染み込んでいる場合、表面を清掃しただけでは不十分です。
そのため、特殊清掃では、
汚染状況の確認 → 汚染物の除去 → 必要に応じた床材などの撤去 → 清掃・消毒 → 消臭
というように、臭いの原因となっている部分を確認しながら作業を進めます。
「自分たちでできるところ」と「専門業者に任せたほうがよいところ」を分けて考えるのも一つの方法です。
汚染物は家庭ごみとして処分できない
孤独死の現場では、布団や衣類、畳、カーペット、家具などに血液や体液などが付着していることがあります。
こうした汚染物は、通常の家庭ごみと同じ感覚でゴミ出しができません。
体液が付着した廃棄物は、「感染性廃棄物」と呼ばれ、家庭ごみなどの「一般廃棄物」と違い、「産業廃棄物」に分類されます。
自治体のごみ収集では、家庭から出る一般的な廃棄物を対象としているため、血液や体液などが付着した物については、通常のごみとは異なる取り扱いが必要になる場合があります。
また、畳や布団、家具などの大型の物についても、自治体によって分別方法や収集方法が異なります。
そのため、汚染された物を処分する場合は、「これは家庭ごみとして出せるのか」「どのような方法で処分すればよいのか」を自治体や処理を行う事業者に確認することが大切です。
特殊清掃業者に依頼する場合は、清掃だけでなく、現場の状況に応じた汚染物の分別・搬出・処分まで対応してもらえることがあります。
完全消臭をするためには?
最初に記述したように、「死臭」は特殊清掃をしなくては完全消臭はできません。
よって、孤独死が起きてしまった場合は、自力で清掃を行ったり、ハウスクリーニングのみ行うのではなく、特殊清掃業者に依頼するべきといえます。
もちろん、完全消臭ができないからという理由だけではありません。
孤独死現場にはさまざまなウイルスが蔓延しており、完全防備をした状態でなければ、安全に清掃をすることはできません。
ほかにも、孤独死現場の清掃は精神的ダメージが大きいことからも、自力で清掃を行うことは控えた方が良いでしょう。
最後に、完全消臭をするために、特殊清掃業者である当社エピローグシオンが行っている方法をご紹介していきたいと思います。
体液の除去
腐敗物を除去したのち、特殊薬剤にて体液を完全に除去します。
薬剤の散布
感染症対策効果・消臭力に優れてた即効性のある薬剤を特殊機材を用いて散布します。
通常に比べ高い濃度の二酸化塩素を使用しますので、異臭や細菌を取り除くことが可能となっております。
OST(オゾンショックトリートメント)法
当社ではOST(オゾンショックトリートメント)法を用いて消臭作業を行っております。
規定オゾン濃度を満たすオゾンを大風量で供給し続けることで、臭気を急速に分解することができるのです。
以上のように特殊薬剤・特殊機材を用いることで、当社では完全消臭を可能にしております。
現在お困りの方は、当社エピローグシオンまでお気軽にご相談くださいませ。
ご依頼者様に寄り添い、ご依頼者様の負担が少しでも軽くなるよう尽力させていただきます。
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