こんにちは。遺品整理専門エピローグシオンのスタッフです。
さて、本日は故人様が賃貸に住まわれていた場合の退去方法についてお話したいと思います。
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もし、アパートやマンションなどの賃貸住宅に故人様がお一人で住まわれていた場合、故人に代わってご遺族様が退去の手続きをする必要があります。
核家族化が進み、高齢となった両親が亡くなってしまったことで、息子や娘などのご遺族様が代わりに退去手続きを行うという事例は年々増えているようです。
故人様が亡くなった場合、原則として賃貸契約は相続人に承継しますので、必ずしも直ちに退去をしなくてはならないということはありませんが、退去までの家賃の支払いの義務が生じてしまいますので、できるだけ早めに退去手続きを行う方が良いでしょう。
今回は、そんなときに慌てないためにも、故人様が住んでいた賃貸の退去手続きについてご紹介していきたいと思います。
退去日の取り決め
まず初めに、故人様が住んでいた賃貸の大家さんや管理会社に連絡をし、賃貸の解約がしたいことを伝えます。その際に、退去日を取り決めることとなります。
また、退去通知は退去日の一か月前までには行う必要があるため、退去日は最低でも連絡をした日から一か月後となります。また先ほども記述したように、相続人が賃貸借契約を解約するまでは家賃が発生し、支払い義務が生じるため、最低一か月分の家賃の支払い義務が生じるのです。
また、退去日までに遺品整理なども行う必要があるため、それにかかる期間を考慮したうえで退去日を取り決めると良いでしょう。
また、故人様が住んでいた家賃の未払いがあった場合、その支払い義務も相続人に生じます。契約内容によっては未払い家賃が清算されるまで解約ができないという可能性もありますので、大家さんや管理会社にあらかじめ確認を取っておくと安心でしょう。
電気・水道・ガスなどの解約
退去日が決まった後は、故人様宅の公共料金などの解約手続きを行います。
主に解約すべき公共料金は以下の通りです。
| 電気 |
| 水道 |
| ガス |
| インターネット |
| 固定電話 |
各契約会社に連絡し、解約したいということを伝えましょう。
また、電気・水道に関しては、遺品整理作業等でも必要になりますので、退去日ギリギリまでを解約日にすることが一般的とされていますので注意しましょう。
遺品整理
退去日までに行う作業の中で最も時間がかかる大変な作業となりますのが、遺品整理作業です。退去するためには部屋を空の状態にしなくてはいけませんので、必ず遺品整理作業を行わなくてはなりません。
遺品整理は自身やほかの親族様と行う方法と、遺品整理業者に依頼する方法の2種類方法があります。
どちらを選択するかは自由ですが、賃貸の部屋があまりに広い場合や、物量が多い場合、退去日までにあまり時間がない場合は遺品整理業者に依頼することも検討してみると良いでしょう。
ここからは、ご遺族で遺品整理を行う方法と遺品整理業者に依頼をする方法についてご紹介します。
1.ご遺族で遺品整理を行う場合
まず初めにご遺品を以下のように分別していきます。
- 貴金属
- 思い出の品
- 処分品
- リサイクル品
分別が終わったのちに、処分品を可燃ごみや不燃ごみ、大型ごみなどに分別をした上で、自治体に回収してもらいます。
広島では大型ごみなどはゴミ処理場に直接持ち込むことによって無料で処分してもらえますので、ご自身で大きな家具を運ぶ手段をお持ちの方は、処分品を持ち込むこともできます。
ご遺族で遺品整理を行うメリットは遺品整理にかかる費用をできる限り抑えることが可能であるという点です。
しかし、デメリットとしては、時間がかかってしまうという点がありますので、時間や体力があまりない方であれば遺品整理業者に依頼をすると良いでしょう。
2.遺品整理業者に依頼する場合
遺品整理業者に依頼する場合は、まず遺品整理業者を選ぶ必要があります。広島においても遺品整理業者は多数存在しますので、その中から遺品整理業者を選ぶのは大変な作業といえます。また、広島の遺品整理業者の中には悪質業者と呼ばれる業者も確かに存在しますので、遺品整理業者を選ぶ際は十分に注意して選ぶ必要があります。
無料で見積もりしてもらえる業者も存在しますので、まずは見積もりに来てもらい、安心して任せられると感じた業者に依頼をすると良いでしょう。
遺品整理業者によってはご遺品を一つずつ一緒に選定していくことも可能ですので、あらかじめ必要なものとそうでないものを分ける必要はありません。
また、思い出の品と思われるものや、貴金属や現金などは遺品整理業者が必ず返還してくれます。
もちろん、処分や清掃も遺品整理業者が代わりに行ってくれるため、非常に楽に遺品整理を終えることができます。
遺品整理を業者に依頼するメリットは楽に、そして早く遺品整理を終えることができる点です。最短であれば1日で遺品整理が終わりますので、退去まで時間がない方にはお勧めの方法です。
しかし、デメリットとしては、どうしてもまとまった費用が必要になるという点です。遺品整理にかかる費用をできる限り抑えたいという方はご遺族で遺品整理を行うと良いでしょう。
賃貸契約の解約
これらの作業を退去日までに終えることができましたら、退去日に家賃の支払いや各種費用の精算が終了させ、賃貸借契約の解約となります。
もし仮に、退去日に遺品整理作業が終了しなかった場合は、解約できない状態とされ、追加の家賃が発生してしまったり、家財撤去のための費用請求をされてしまう可能性があります。
遺品整理は退去日までに余裕をもって行いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
故人様が亡くなられた場合の賃貸契約の解約方法は通常の退去手続きと基本はあまり変わりありません。しかし、その中で行う必要のある遺品整理という作業は、非常に大変な作業であり、自身の引っ越しをする際の荷物をまとめるのとはわけが違います。思い出の品の数々を目の当たりにしながら遺品整理作業を行うことは精神的にも大きな負担となります。
費用の観点から見ると、退去手続きは早めに行うと良いかもしれませんが、ご遺族の方の心に踏ん切りが付かいないうちは、退去手続きを先伸ばしにしても良いかもしれません。
ご自身の精神的・肉体的・金銭的に負担が少しでも軽い手段を選ばれると良いでしょう。






