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孤独死現場の第一発見者となってしまった!?その後のケアの仕方

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こんにちは。遺品整理専門エピローグシオンのスタッフです。

さて、本日は孤独死現場の第一発見者となってしまった後の心のケアついてお話したいと思います。

自分が事件や事故の第一発見者となってしまう、ということを想像される方は少ないかもしれませんが、決してその可能性が限りなくゼロに近いものではないということをご存じでしたか?

現在、日本の高齢者の孤独死件数は推計で年間6.8万人であるということが確認されています。

年間でそれだけ多くの人が孤独死されている現状であれば、いつどこでご自身が第一発見者となってしまってもおかしくはありません。

特に孤独死現場であれば、その惨状はすさまじく、パニックに陥ってしまうことを避けることは難しいでしょう。

第一発見してしまった瞬間が脳裏にこびりついてしまって離れないというトラウマを抱えてしまう原因にもなってしまいます。

そこで今回は孤独死現場の第一発見者となってしまった後の心のケア方法について詳しくご紹介していきたいと思います。

孤独死の第一発見者になってしまったら

先ほども記述致しましたが、ある日突然孤独死現場の第一発見者ともなってしまえば、心に大きな傷を負ってしまうものです。

心の傷はトラウマとも呼ばれ、目には見えない傷ですがそう簡単には塞がってくれないことが多いです。

「トラウマになる人は心が弱いのではないか」
ということを言ってしまう人もいるかもしれませんが、トラウマを抱える基準は人それぞれですし、もしかするとその人はトラウマになるほどの衝撃に未だ出会っていないだけなのかもしれません。

トラウマを抱える人の心が弱いということは決してなく、強い衝撃を受けた人であればだれでもトラウマを抱えてしまう可能性があります。

ここからは、孤独死の第一発見者となってしまった際に考えられる心のダメージについてそれぞれご紹介していきたいと思います。

1.フラッシュバック

孤独死現場は、状況にもよりますが、悲惨な状態であることがほとんどです。

嗅いだことのない強烈な悪臭、飛び回るハエ、見るに堪えかねるほど腐敗してしまったご遺体などは一度見てしまうと非常に強い衝撃を与えることでしょう。

その状況が脳裏に焼き付いてしまい、目を瞑ると瞼の裏にその状況が映し出されて眠ることもままならないという状況に陥ってしまうことももちろんあります。

まして第一発見者ともなれば、警察官に現場の状況について説明しなくてはなりません。

衝撃的な状況を思い返しながら説明をすることは決して簡単なことではないでしょう。

余計に強く覚えてしまい、なかなか第一発見の情景が忘れられず、ふとした瞬間にフラッシュバックしてしまうケースは多いようです。

2.PTSD(心的外傷後ストレス)

PTSDとは、ひどく衝撃的な出来事を経験した1ヶ月後になっても、無意識にその出来事を思い出してしまい、日常生活に支障をきたすほどの強いストレスを抱えた状態を指します。

常に神経が張り詰めてしまっているような感覚が続き、ふとした瞬間にその現場の状況やその時の感情があふれ出した結果取り乱してしまうことも症状として挙げられます。

その他、不眠や動悸などの症状が生じることもあるようです。

3.自分を責めてしまう

「あの時こうしていればよかった」
「もっと早く行っていればよかった」
など自分自身を責めてしまうことのきっかけにもなります。

特に、亡くなってしまっていた人が家族や友人であるなら尚のこと自分を責めて後悔する日々が続いてしまう可能性が高くなります。

そうなれば余計に心が傷つく毎日となり、苦しい日々がより長く続いてしまう要因となります。

心のケアをする方法

最後に、傷を負ってしまった心をケアする方法についてご紹介したいと思います。

1.精神科・カウンセリングを受ける

心の傷をいち早くそして確実に癒すためには精神科で診てもらったり、カウンセリングを受けることが大切です。

もちろん、家族や友人に話しを聞いてもらうことも良いかもしれませんが、相手に共感してもらえなかったりしてしまった場合は余計に心に傷を負ってしまうかもしれませんし、親しい間柄の人に自分の心の内を打ち明けることはなかなか難しいことでしょう。

また、精神科に通うことで薬物療法や認知行動療法等、様々な側面から回復にアプローチしてくれるため、より心が安定しやすいでしょう。

精神科にかかったことのない人は少し抵抗があるかもしれませんが、勇気を出してみてください。きっとうまくいくはずです。

2.自分自身に共感してあげる

ここからは自分自身で対処できるケアの方法となります。

この方法は「セルフコンパッション」とも呼ばれ、自分が抱えている感情(不安・怒り・恐怖等)に「辛かったね」「怖いよね」と共感してあげる方法となります。

もともと自尊心が低い方はこの方法で不安が軽減されることも多いようです。

3.呼吸法

呼吸法とは、ゆっくりと深呼吸をすることです。

「それだけ?」と思われるかもしれませんが、ゆっくりと吐く深呼吸は副交感神経を優位にし、心身ともにリラックスをする作用があると言われています。

緊張がなかなかほぐれない状況や常に張り詰めている気がして肩が痛いという感覚がある方は、この方法を試すことでリラックスすることができるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

孤独死現場の第一発見者となってしまった場合の心のケアについてご認知いただくことはできましたでしょうか?

今回ご紹介した方法はあくまで一例です。

その人その人に合った療法が存在します。

そのため、やはり一番良い方法が精神科で診てもらうことだと思います。

現在苦しい状況が続いていらっしゃる方の中で、病院に行かれていない人はぜひ診てもらってください。

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