こんにちは。遺品整理専門エピローグシオンのスタッフです。
さて、本日は特殊清掃員の仕事内容や、特殊清掃員になるための資格などついてお話したいと思います。
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皆様は特殊清掃員と聞いて何を思い浮かべますか?「危険」や「大変そう」などのイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。一方で、人の為になる仕事ですので、「特殊清掃員になってみたい」または「特殊清掃員を目指している」という方もいらっしゃるでしょう。そんな特殊清掃員とはどんな仕事内容なのか、どうやったら特殊清掃員になれるのかについてご紹介していきます。
特殊清掃員って何?
特殊清掃員とは、孤独死や自殺などが起き、発見までに時間がかかってしまった現場の清掃を行う専門職を指します。ほかにも、ゴミが大量に溜まってしまったご住居の清掃も特殊清掃員が行います。ご遺体のあった場所はもちろん、その周辺や部屋全体にわたって清掃を行います。合わせて、そのご住居の遺品整理を行うこともあります。人の死にかかわる仕事であるため、精神面はもちろんですが、十分な体力も必要となるのです。
特殊清掃員の仕事内容
特殊清掃員の仕事内容は先ほども記述したように多岐にわたります。ご遺体があった場所の体液・血液を除去し、専用の薬剤を用いて清掃を行います。そのうえで、家財を撤去し、部屋全体の清掃・消臭を行います。必要であれば、害虫駆除も行います。特に消臭作業は専門性が高く、消臭剤などでは死臭と呼ばれる匂いは取れないため、さまざまな機材や薬剤、知識を用いて完全消臭を目指します。
またご遺体の発見が遅れた場合、その匂いが近隣へと漏れ出し、近隣住民に影響がでてしまうため、可能な限り迅速にそして丁寧に業務をこなす必要があります。
孤独死や自殺が起きた現場では細菌が蔓延しており、使用する薬剤についても危険な成分が含まれたものが多いため、安全面にも十分に配慮しながら作業を進めます。
特殊清掃員のお給料
特殊清掃員のお給料の目安として、手取り20万円~25万円が相場とされています。企業によっては多少前後しますが、ほかの業種に比べるとお給料はやや高めといえます。しかし、仕事内容は非常にハードなものとなっていますので、向き不向きがあるお仕事であるといわれています。
特殊清掃員になるためには?
特殊清掃員に向いている人
特殊清掃員に向いている人の特徴には以下のものがあげられます。
| ・体力面で強い人 |
| ・精神面で強い人 |
| ・掃除や整理整頓が好きな人 |
| ・社会貢献したい人 |
| ・丁寧なことば遣いや正しいマナーが身についている人 |
| ・迅速に作業がこなせる人 |
特殊清掃員は、荷物の撤去や大掛かりな清掃を行う必要があるため、体力が必要になります。また、孤独死や自殺が起きてしまった現場での作業となりますので、凄惨な状況や匂いなどに耐えれるほどの精神的強さも必要になるのです。また、ご依頼者様と立ち合いをする際は、相手の立場になって考えながら言葉を交わす必要があります。そんな人に寄り添う姿勢とともに、ご遺品を丁寧に扱うなどのマナーも必要になります。
実際に弊社でも応募してくれた人の中には、社会貢献がしたいという理由から特殊清掃員になりたいと伝えてくれた人が何名かいました。確かに特殊清掃員は孤独死が増え続けている現代社会において必要不可欠な存在です。そして取り残されてしまったご遺族の負担を軽減することができるため、ご依頼者様から感謝のお言葉を頂戴することもあります。そういった意味でもやりがいを感じられるため、人の為になりたいと考えている人はより向いていると言えます。
特殊清掃員になるためには
特殊清掃員になりたいと考えている人はまず、特殊清掃会社を探すことをお勧めします。
なぜなら、求人している特殊清掃会社に直接応募することが一番の近道だからです。
実際に、求人サイトで探そうとしても、なかなか特殊清掃の募集をみることはありません。人手不足である業界ではありますが、求人サイトでは経験者を採用できる可能性が低いため、求人サイトに募集をかけている企業は少ないのです。
なので、特殊清掃会社のホームページを参考に、自分がどのような会社で働きたいのかイメージしながら求人している特殊清掃会社を探してみるという方法が最もよいでしょう。
特殊清掃員に必要な資格・免許
現時点では、特殊清掃員になるために必ず必要であるという資格はありません。しかし、遺品整理の際には、軽トラックまたは2トントラックにて、荷物を運搬する必要があります。よって、自動車運転免許証・中型免許があれば、面接の際に受かる確率が高くなるといえるでしょう。
ほかにも、特殊清掃に関する資格や免許としては様々な資格があります。それらを有していれば、より有利に面接に進むことができるでしょう。
特殊清掃に関する資格としては以下のものがあげられます。
| ・脱臭マイスター |
| ・遺品整理士 |
| ・事件現場特殊清掃士 |
| ・遺品査定士 |
遺品整理士と脱臭マイスター、遺品査定士は民間の資格ですが、事件現場特殊清掃士は日本に保持者が2000名程度しかおらず、取得は困難と言われています。これらは、特殊清掃員になるまでに必ずしも必要な資格というわけではありませんが、これらの資格を有している企業を目安に就職先を探すと、入社後にそれらの資格について学ぶことができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?なかなか耳にしない特殊清掃員について少しでもご理解いただけましたら幸いです。特殊清掃になるためには、難しい登竜門を超えるといったことは必要ありませんが、続けていくにはハードなお仕事であると言えるでしょう。現在、特殊清掃員を目指している方はぜひとも頑張ってみてくださいね。






