こんにちは。遺品整理専門エピローグシオンのスタッフです。
さて、本日は孤独死現場の第一発見者が陥るトラウマについてお話したいと思います。
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誰にも看取られることなく、たった一人でこの世を去ってしまう……。
そんな悲しい事故は残念ながら、現代社会においては年々増加傾向にあります。
孤独死が起きてしまうと、我々のような特殊清掃業者が必要不可欠になります。
そんな数々の特殊清掃現場を目撃してきた私たちですが、ご遺体がなくなった後でも、その現場はとても悲惨なものです。はじめて特殊清掃作業にあたる人が、その現場にいることが耐えられなくなってしまうことすらあります。
そんな孤独死現場の第一発見者、特に故人様のご家族が変わり果てた故人様を発見したとき、その衝撃はどれのほどのものか検討すらつきませんよね。
今回は、そんな孤独死現場の第一発見者がかかえてしまうトラウマがどれほどのものであるのか、また、その心の傷の癒し方等をご紹介していきたいと思います。
第一発見者の割合
孤独死現場の第一発見者となる人の割合は、いったいどのような割合なのでしょうか。
まずは、第一発見者が故人様とどのような関係である場合が多いのか、ご紹介していきたいと思います。
日本少額短期保険協会よる第七回孤独死現状レポートによると、
孤独死現場の第一発見者は
全体の4分の1を占める25%が親族にあたる人であると記述されています。
また、友人を含めた割合では、約40%が故人様と親しい間柄である人とされています。
半数に近い割合で、孤独死現場を親しい間柄の人が発見してしまうということがわかりますね。
第一発見者が抱えるトラウマとは
先ほどご紹介したように、
孤独死をされてしまった場合、かなりの確率で親しい間柄の人が第一発見者となってしまうことがわかったと思います。
そんな親しい間柄の人の悲惨な姿を目撃してしまったとなると、心に大きなダメージを受けてしまいます。
ここからはそんな心のダメージがどんなものであるのかを解説していきます。
孤独死現場の惨状
孤独死現場というものは私たちが考えるよりはるかに悲惨です。ご遺体が発見されるまでの日数が長ければ長いほど、ご遺体の腐敗は進んでいきます。腐敗による臭いも強烈で今までに嗅いだことのない悪臭が鼻を貫きます。何より、ご遺体の状況を目視してしまうことがなにより衝撃的でしょう。目や鼻、耳という穴から体液が漏れ、溶けてしまった体の周りには白いウジが大量にまとわりついているのです。
成長したウジはハエとなり、家全体を飛び回ります。
この状況を想像していただくだけでも、相当ショッキングな場面であることがわかると思います。
トラウマ
先ほどご紹介したような孤独死現場を目撃してしまうと、どうなってしまうのでしょうか。もちろん、すべての人がそうであるとは限りませんが、多くの人が心にトラウマを抱えてしまうことでしょう。発見した瞬間の映像が目に焼き付いてしまって忘れられない、時折フラッシュバックしたように発見時のことを思い出してしまう、などといった生活に支障をきたすほどのトラウマを抱えてしまうことも。
夜に寝ようとしても、目をつむると発見時のことを思い返してしまって眠ることができないとなると、非常にやっかいです。
抱えてしまったトラウマを忘れるためにも心のケアが非常に大切になります。
トラウマに対するケアの方法
最後に、トラウマを抱えてしまった場合、心のケアの方法についてご紹介しようと思います。
ここでご紹介する方法はあくまで一例となります。
心のケアの方法にはそれぞれ人によって向き不向きがありますから、
実際に現在心にトラウマを抱えてしまっている方は、一度専門の医師に相談することをお勧めします。
誰かに相談をする
心の苦しさや痛みを一人で抱えたままではよりしんどくなってしまいます。誰かに打ち明け、自分が苦しい状況にあることを話してみましょう。そうすることで、心の負担が少しでも軽くなることが期待されます。できれば、その相手は心療内科の先生であるとより良いです。具体的な解決方法や治療につながります。
まずは何よりもお医者様に見てもらうことが一番です。
もしも、医者に診てもらうことができない、知っている人にしか話せる状況でない場合は、親族や友人など、自分の話を親身になって聞いてくれる人に話すと良いでしょう。なかなか自力で話すことが難しいということもあると思います。そんな状況であれば、紙に自分の思いや状況を書き記し、それを誰かに読んでもらうのもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
孤独死現場の第一発見者となってしまった方のお気持ちが少しでも楽になれることを祈っています。
現在、特殊清掃にお困りの方はぜひ当社エピローグシオンまでお気軽にご相談くださいませ。
大切な故人様を亡くされた方の心の苦しみは計り知れません。我々は、ご遺族様のお気持ちに寄り添い、丁寧な対応にてご安心頂けるよう努力致しております。
心に傷を負われた方は、ご相談だけでももちろん受け付けております。






