こんにちは。遺品整理専門エピローグシオンのスタッフです。
さて、本日は孤独死における死臭ついてお話したいと思います。
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皆様は人が孤独死をしてしまった際に発生する「死臭」と呼ばれる匂いがあることをご存じですか?
その匂いを知っているという人はなかなか存在しないといっても過言ではないほど、本来その匂いを嗅ぐ機会はありません。
しかし、孤独死と聞くと、
「死臭ってすごく臭いって聞くけど、どんな匂いなんだろう。」
とお思いになる人もいらっしゃるでしょう。孤独死と死臭は切り離せない存在なのです。
孤独死してしまったご遺体が長期間放置されると、「死臭」と呼ばれる悪臭を放ちながら腐敗していきます。孤独死が発見される多くのきっかけとして、発生される「死臭」に近隣住民が気づくことから発見に至ると言われています。家の外まで漏れ出てしまうほどの匂いですから、もちろん強烈な匂いです。
この「死臭」は非常に強力であるために、特殊清掃業者以外が「死臭」を完全に消臭することは不可能です。
消臭剤などでは歯が立ちませんので、自力で行った清掃で壁や床に染み付いた匂いが取れることはないでしょう。
今回は、そんな強力な「死臭」について、どんな匂いなのか、どうすれば完全消臭ができるのかについて解説していきたいと思います。
死臭ってどんな匂い?
孤独死が起きたことで発生する「死臭」の匂いは、「腐敗臭」の分類に属されています。
人間の肉が腐って、腐敗臭が放たれます。その腐敗臭は強烈で、なかなか死臭と似たような悪臭を例えるのは難しいかもしれません。しかし、最も近いとされる匂いはエポワスなどのウォッシュタイプのチーズの匂いだそうです。ほかにも、クサヤな生ごみを腐らせた匂いなどと例えられることがあります。しかし、確かにそれらの食べ物も匂うかもしれませんが、その匂いを何十倍にも濃縮させた匂いが部屋全体に充満していると想像した方が良いでしょう。
もちろん、ご遺体の腐敗状況にもよりますが、
「今まで嗅いだことのないほどの強烈な悪臭だった」
とほとんどの人が述べるほどの匂いであることは確かです。
死臭による被害とは?
先ほどまでの説明でいかに死臭が強烈であるかがお分かりになったと思います。
孤独死における「死臭」は外に漏れ出るほどに強烈で、その匂いは一度嗅いでしまうと
「なかなか忘れられない」
「いつまでも鼻に匂いが残っている気がする」
と言われるほどに独特です。
そんな「死臭」はただ臭いというだけでなく、その匂いからさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。
ここからは、そんな死臭を放置してしまうことによる被害についてご紹介したいと思います。
1.死臭につられてハエやウジが発生してしまう
孤独死から発せられる「死臭」はハエやウジの発生原因となります。
孤独死が起きてしまうと、細菌が増殖し、それらの細菌がご遺体を分解する過程で死臭が発生します。先ほど記載したように、この死臭は強烈で、外にまで匂いが漏れ出ます。その匂いを感じ取れるのは人間だけではありません。
ハエが「死臭」の匂いをかぎ分けて、室内に侵入し、腐敗した遺体に卵を産み付けます。一回の産卵数はなんとおよそ100個!その卵から生まれたハエが家中を飛び回り、死臭が家全体に広がってしまうという悪循環に陥ります。もちろん、ハエは匂いだけでなく、細菌も体内に取り込んでしまっているので、すべてのハエやウジを駆除する必要があります。
2.建て替えやリフォームが必要になる
孤独死をしてしまってから発見が遅れてしまった場合、長期間部屋に死臭が充満し続けるということになります。そうすると、壁や床に匂いが染み込んでしまうため、脱臭作業のみでは、死臭を完全に消すことはできなくなります。
壁紙や床材を剥がしたり、場合によっては工事をすることでやっと完全消臭ができるというようなケースもあります。それほどに死臭は強く染み付いてしまうのです。
3.隣や下の階の住民の部屋にまで匂いが残る
これは、特にマンションなどによく起こりうるのですが、「死臭」は隣や下の階の家にまで広がります。先ほども記述したように、こうした「死臭」が隣近所にまで広がることで、孤独死が発見されることもあるほど、かなりの確率で匂いは近隣住民まで広がってしまいます。
そうすると、もちろん近隣住民の方の迷惑になってしまいます。
とあるケースでは、下の階の住民が特殊清掃後も「ずっと死臭のにおいがする気がする」と苦情を出し続けていたという話もあるようです。このように、特殊清掃により完全消臭がされた後も、衝撃的な匂いが脳に刷り込まれ、いつまでも鼻に残りっているような感覚に陥ってしまうこともあるそうです。
死臭の匂いは近隣住民の脳にまで影響を及ぼしてしまうほどにまで強烈なのです。
完全消臭をするためには?
最初に記述したように、「死臭」は特殊清掃をしなくては完全消臭はできません。
よって、孤独死が起きてしまった場合は、自力で清掃を行ったり、ハウスクリーニングのみ行うのではなく、特殊清掃業者に依頼するべきといえます。
もちろん、完全消臭ができないからという理由だけではありません。
孤独死現場にはさまざまなウイルスが蔓延しており、完全防備をした状態でなければ、安全に清掃をすることはできません。ほかにも、孤独死現場の清掃は精神的ダメージが大きいことからも、自力で清掃を行うことは控えた方が良いでしょう。
最後に、完全消臭をするために、特殊清掃業者である当社エピローグシオンが行っている方法をご紹介していきたいと思います。
体液の除去
腐敗物を除去したのち、特殊薬剤にて体液を完全に除去します。
薬剤の散布
感染症対策効果・消臭力に優れてた即効性のある薬剤を特殊機材を用いて散布します。通常に比べ高い濃度の二酸化塩素を使用しますので、異臭や細菌を取り除くことが可能となっております。
OST(オゾンショックトリートメント)法
当社ではOST(オゾンショックトリートメント)法を用いて消臭作業を行っております。
規定オゾン濃度を満たすオゾンを大風量で供給し続けることで、臭気を急速に分解することができるのです。
以上のように特殊薬剤・特殊機材を用いることで、当社では完全消臭を可能にしております。
現在お困りの方は、当社エピローグシオンまでお気軽にご相談くださいませ。ご依頼者様に寄り添い、ご依頼者様の負担が少しでも軽くなるよう尽力させていただきます。






