広島県 大竹市 2DKの市営住宅の一室にて遺品整理をさせていただきました。
ご依頼主様のお母さまが住まわれていましたが、1年ほど前にお亡くなりになられ、おひとりで遺品を整理しようにも気持ちの問題からほとんど出来なかったと仰っておりました。
すべての遺品はご依頼主さまに確認をとりながらご一緒に整理していきました。お母さまが大切にされたお品物が数々と出てきては懐かしんでいるご様子でした。未使用の布団や日用品、綺麗な状態の調理道具、着物やスーツケース、そして思い出深いコースターや食器類などを丁寧に梱包しご依頼主さまにお渡ししました。
衣類が見た目以上に多く、ご不要と判断されたものからまとめ、空になった洋服ダンスやローチェスト、テレビ台、食卓テーブル、ベッドなど運搬していきました。
感情は安定した状態を不安定にさせ、同時に不安定な状態を安定するように回復させるためにあるとも言われています。気持ちの整理はまさに感情の変動の只中にあり、安定への回復の兆しです。その回復には長い時間を要することもあります。そして感情は他者との関わりのあいだで生まれ育まれるものです。私たちはご依頼主さまからお願いされて遺品を整理します。処分するだけの仕事だと思われるのも事実ですが、忘れてはならないのはご依頼主さまが回復の兆しにあり前を向かれていることです。私たちは一期一会だからこそ、その感情の繊細な変動に寄り添いながら作業することの大切さを改めて喚起させられたご依頼でした。
さまざまな業種が参入している遺品整理業界ですが、エピローグシオンはその気持ちをこれからも大切にしていきたいと思います。
| 間取り | 時間・人数 | 料金 |
|---|---|---|
| 2DK | 1日・5人 | 170,500円 |
Before


After








