今回の案件は一本のお電話からでした。
男性の方からのお電話で「ゴミ屋敷の状態なので、ゴミの撤去とハウスクリーニングをしてほしい」
とのご依頼でした。
お見積りに伺わせていただき、お部屋の状況を確認すると、
たしかに弁当の空やペットボトル、空き缶で山のようになっていました。
また、状況を見る限り弁当やペットボトルの中身は一部残ったままのようです。

見積もりの際、ご依頼者様から
「会社の寮なので、できれば会社の人にバレないよう作業してほしい」
とのご要望がございましたので、
「処分品の搬出の際は玄関を開けた状態にさせて頂きますが、
分別・梱包の際は玄関や窓を閉めた状態で作業させて頂きますね」
とお応えいたしました。
するとご依頼者様から
「申し訳ないですがよろしくお願いいたします。」
とおっしゃっていただけました。
いつものように見積書を提示させていただいた後、
ご依頼者様よりご成約いただけましたので、作業日を取り決め、当日作業を開始します。
作業日当日、ご依頼者様にご挨拶と全体の流れを説明させていただいた後、
早速作業に入ります。
玄関先はそこまで足の踏み場がないということもありませんでしたが、
やはり奥の部屋にはしっかりゴミが溜まっておりました。

弁当の空はすべて汚れた状態の為、可燃ごみとして分別し、ペットボトルや空き缶などリサイクル可能なものも分別していきます。
作業の途中もご依頼者様はしきりに部屋の外の状況を心配されていたので、できるだけ音を立てないよう注意しつつ、作業を進めました。
時会社の同僚の方が部屋の近くに来られた時は、ご依頼者様より、
「一度作業を中止してほしい」
とのお言葉がございましたので、その都度全く物音を立てないよう、対応させて頂きました。トイレやお風呂にも空き缶やペットボトルが大量に放置されていたので、それらの分別作業も同時に進めてまいります。
その中でペットボトルの中に飲み残しがある物も多々あります。
基本的にはジュースの甘い匂いやお茶の匂いがするのですが、
ある時アンモニアのような臭いが鼻を突きました。
ペットボトルに入っていたものは飲み残しではなく、尿だったようです。
いわゆるションペットと呼ばれるもので、ゴミ屋敷にしてしまった人がトイレに行くことができず、ペットボトルの中で用を足すというのはよくある話です。

そういったものももちろん処分し、作業も完了しました。
今回のご依頼では今後もお部屋で過ごされるとのことでしたので、生活に必要な物や貴重品など随時お客様と確認を取りながら整理させていただきました。
部屋全体のゴミをはきだしたあと、トイレやお風呂、キッチンなどの水回り清掃と床のクリーニングをします。
なぜ床のクリーニングをするのかといいますと、
大量のゴミが詰まれた状態で長らく放置していると、水分のある汚れはすべて下に落ちてしまうため、床が非常に汚れやすくなります。
また、新聞紙やチラシ等の紙がフローリングに付着したままになってしまうと、そのままこびりついてしまうため掃除が大変です。
よって、ゴミ屋敷の清掃ではフローリングの清掃が欠かせないものとなるのです。
トイレやお風呂、洗面台等もぴかぴかになるまで清掃させて頂き、作業は終了となりました。
ご依頼者様からも
「綺麗にしていただいてありがとうございます。」
とのお言葉を頂戴することが叶いました。
| 間取り | 時間・人数 | 料金 |
|---|---|---|
| 1R | 1日・5人 | 275,000円 |
Before


After








