ご依頼の経緯・相談内容
今回は、行政からのご相談をきっかけにご依頼いただいた、孤独死現場での特殊清掃の事例をご紹介します。
ある日、弊社のフリーダイヤルへ行政関係者の方から「孤独死が発生した住宅の清掃をお願いしたい」とご相談のお電話をいただきました。
お話を伺うと、2LDKの一戸建て住宅でご親族が孤独死されており、ご遺族様から特殊清掃を依頼できる業者を探してほしいとの相談を受け、弊社へお問い合わせいただいたとのことでした。
その後、現地へお見積りに伺い、ご依頼者様から詳しい状況をお聞きしました。
今回お亡くなりになった方は、ご依頼者様の弟様でした。
同じ住宅内で生活されていたものの、長い間それぞれ別の世帯として生活されており、日常的に顔を合わせる機会はほとんどなかったそうです。
最近になって弟様の姿を見かけなくなったことを不審に思い、部屋を確認したところ、亡くなられている状態で発見されたとのことでした。
突然の出来事に、ご依頼者様も深い悲しみと複雑な思いを抱えておられました。
現場の状況を確認したうえでお見積りをご提示し、特殊清掃および汚染箇所の原状回復作業をご依頼いただくこととなりました。
作業前現場状況
現場は2LDKの一戸建て住宅です。
故人様が亡くなられていたのは寝室で、ベッドの横に敷かれていたカーペットの上で発見されたとのこと。
今回の作業は夏場の孤独死現場ということもあり、室内には強い死臭が発生していました。
お部屋に入った後、静かに手を合わせ、お見積りを開始。
全体的な荷物の量を拝見し、お見積りは終了となりました。


特殊清掃では、目に見える汚れを取り除くだけでは十分ではありません。
体液などが床材やカーペットへ染み込んでいる場合、表面を清掃しただけでは臭いが残ってしまうことがあります。そのため、汚染状況を確認しながら、必要な箇所について適切な処置を行うことが重要です。
作業内容
作業当日はスタッフ4名で現場へ伺い、3日間かけて特殊清掃と原状回復作業を行いました。
今回は寝室のカーペット上にベッドが設置されていたため、最初にベッドの撤去から取り掛かります。
ベッドを搬出した後は、周辺に残されていたご遺品を一つずつ確認しながら整理していきました。
特殊清掃の現場では、汚染された場所に目が向きがちですが、故人様が生活されていた室内には大切な遺品が残されていることもあります。
今回も整理作業を進める中で、現金や印鑑などの貴重品を発見しました。

発見したお品は適切に除菌処理を行い、処分することなくご依頼者様へお返ししています。
エピローグシオンでは、特殊清掃と遺品整理を同時に行う場合でも、貴重品や思い出のお品を誤って処分しないよう、一つひとつ確認しながら作業を進めています。
遺品の整理を終えた後は、汚染されたカーペットを撤去します。
カーペットを取り外して確認すると、その下にあるフローリングにも体液による汚染が確認されました。
体液が床材へ染み込んでいる場合、表面だけを清掃しても臭いの原因を完全に取り除けないケースがあります。
今回も汚染されたフローリング部分については撤去が必要と判断し、弊社が提携している内装業者へ依頼して床材の撤去を行いました。

汚染箇所を適切に処理した後、特殊清掃の工程へ移ります。
専用薬剤を使用した薬剤散布を行い、汚染箇所の除菌・消臭処理を実施。

さらにオゾン脱臭機を使用し、室内に残った臭気に対して脱臭作業を行いました。
特殊清掃において、臭いの原因となる汚染物を取り除くことはもちろん、その後の消臭工程も非常に重要です。
特に孤独死現場では、発見までの期間や季節、室内環境などによって臭気の強さや広がり方が異なります。
そのため、現場の状態を確認しながら薬剤処理と脱臭作業を繰り返し、臭気が残っていないことを確認しながら作業を進めました。
今回は3日間かけて清掃・除菌・消臭作業を行い、最後に室内全体を確認して作業終了となりました。
回収品目
家具・寝具:ベッド / 布団 / 毛布 / テレビ台 / カーペット / 収納ケース
家電製品:テレビ / エアコン / 照明器具
日用品・その他:衣類 / カーテン
お客様の声/スタッフコメント
作業終了後、ご依頼者様に現場をご確認いただきました。
「すっかり綺麗になりましたね。特に臭いに困っていたので、無くなって本当に良かったです。ありがとうございました。」とのお言葉をいただきました。
今回のような孤独死現場では、ご遺族様が最も大きな負担として感じられるものの一つが、室内に残った強い臭いです。
また、特殊清掃が必要となる現場では、体液などによる床材の汚染が発生しているケースもあり、一般的なハウスクリーニングだけでは対応が難しい場合があります。
エピローグシオンでは、孤独死や事故現場などの特殊清掃にも対応しており、汚染箇所の処理から除菌、消臭、必要に応じた内装工事まで、状況に合わせて一連の作業をご提案しています。
特に消臭については、専用薬剤やオゾン脱臭機などを活用し、臭いの原因を確認しながら丁寧に処理することを大切にしています。
また、特殊清掃後に内装の復旧が必要となった場合にも、弊社提携の内装業者や解体業者をご紹介することが可能です。
孤独死が発生した住宅では、「どこに頼めばいいのか分からない」「臭いをどうすればいいのか分からない」「遺品も一緒に整理してほしい」といったさまざまな問題が重なります。
ご遺族様だけですべてを対応することは精神的にも肉体的にも大きな負担となりますので、無理をせず専門業者へご相談ください。
エピローグシオンでは、広島県・山口県を中心に、孤独死現場の特殊清掃、消臭、遺品整理、原状回復まで、ご依頼者様の状況に合わせて対応しています。
まずは現場の状況を確認したうえで、必要な作業内容をご説明し、お見積りをご提示いたします。
間取り・日数・人数
| 間取り | 2LDK |
| 日数 | 3日 |
| 人数 | 4人 |
作業前・作業後
Before


After








