ご依頼の経緯・相談内容
今回の特殊清掃は大家様からのご依頼でした。
「遺品整理作業は終わっているんで、害虫駆除と消臭作業のみお願いしたいです。」
「実は、他の特殊清掃業者に遺品整理と特殊清掃をすでに依頼した後なんです。」
「でも、作業した後もハエは大量に湧いたままだし、臭いも全然取れていなかったんですよ!」
「なので、改めてきちんとした特殊清掃を御社にお願いしたくてお電話させてもらいました。」
とのお話を伺いました。
いわゆる、他社の特殊清掃のやり直しの依頼でした。
一度特殊清掃を依頼したはずなのに、臭いも取れないままお部屋の鍵を返却されてしまうケースは多々あります。
特殊清掃は専門的知識や専用薬剤が必要不可欠です。
しかし、なんの知識も経験もない業者が作業の依頼を受けてしまうと、まともな特殊清掃ができず、このような被害を生み出してしまうのです。
「承知いたしました。それではお見積りに一度伺いたいと思いますので、現場の詳しいご住所をお教えください。」
そのお電話口でお見積り日時を打ち合わせし、後日お見積りに伺いました。
作業前現場状況
お見積り日当日、大家様と一緒に現場の状況を確認いたしました。
玄関を開けた瞬間ハエが何匹か部屋から出てきたのを覚えています。
さっと扉を閉め、臭いを確認すると確かに死臭が残っていました。
さらに部屋の奥へ進むとむき出しのコンクリートの上に体液が広がったまま、放置されているのを発見しました。

臭いの元となる体液すら除去できていない状況です。
これでは臭いが取れるわけありません。
無数のハエの死骸も床に放置されたままであり、窓を見ると生きたハエが群がっているのを確認しました。

確認作業が終了し部屋の外に出ると、外で待っていた大家様から、
「すごいでしょ。こんな状況で終わられちゃったんですよ。」
「ほんと勘弁です。」
と疲弊された表情をして仰いました。
私は体液が残っていること、内装工事も必要であることを大家様に伝えました。
「とにかく完全に臭いを消してほしいです。よろしくお願いします。」
とのことでしたので、後日完全消臭を目的としたお見積書を提出し、ご成約となりました。
作業内容
作業日当日、まずは害虫駆除から開始しました。
薬剤を投入し、ハエを駆除していきます。
その後死骸を回収し、特殊清掃に移ります。
コンクリートに染み込んだ体液は薬剤で除去しきることはできませんでしたので、提携している内装工事の職人にコンクリートを削ってもらいました。
その後、新たなコンクリートを削った部分に流し込みます。
コンクリートが固まった後、クロス(壁紙)を剥がしていきます。
なぜ壁紙を剥がすのかといいますと、単純に紙に臭いが染み付いてしまっているからです。
その臭いを取り除くよりも、壁紙自体を剥がしてしまった方が現実的です。

臭いの元となるようなものを完全に除去した後、専用薬剤にて除菌作業に取り掛かります。
その後、専用薬剤・オゾン脱臭機を用いて消臭作業をしました。
死臭が完全に無くなったことを確認し、作業完了となりました。
回収品目
クロス(壁紙)
お客様の声/スタッフコメント
作業終了後、ご依頼いただいた大家様に確認いただきました。
「あれだけ酷い状況だったのに、臭いもなくなってびっくりしました。」
「最初からシオンさんに頼んでおけばよかった。」
「助かりました。本当にありがとうございます。」
とのお言葉を頂きました。
大家様の喜んでいらっしゃる姿を拝見でき、我々も大きな達成感を感じることができました。
現在、特殊清掃業者をお探しの方は、エピローグシオンまでお気軽にご相談くださいませ。
弊社は長年の知識や経験をもとに、完全消臭を施すことが可能です。
詳細に関しましてはHP内の「特殊清掃」からご確認くださいませ。
間取り・日数・人数
| 間取り | 1K |
| 日数 | 1日 |
| 人数 | 4人 |
作業前・作業後
Before


After








