ご依頼の経緯・相談内容
今回の案件は、弊社HPをご覧いただいたご家族からの特殊清掃、遺品整理のご依頼です。
故人様の奥様からのお電話で、
「単身赴任中の主人が部屋で亡くなり、管理会社からの連絡で近隣から苦情がでているので早く対処して欲しいと言われておりまして…」
「わたしは葬儀の事やいろいろな手続きをしなくてはいけないし、他の家族は立ち会うことが出来ませんがなるべく早く対応していただけますか?」
「子供たちがネットでいろいろ調べたみたいで…御社に連絡させてもらいました。」
とお問い合わせいただきました。
お電話で弊社の特殊清掃の流れをご説明し、ご家族が立ち会えないので鍵を管理会社から預かりお見積りしご予約をいただきました。
今回は管理会社から内装工事に入れるよう汚れと臭いが取れるまででいいとの事でしたので、弊社で消臭作業までのご依頼です。
作業前現場状況
現場はマンションの一室で間取りは広めの1R
玄関前から特殊清掃現場の独特の臭いが…これでは近隣からの苦情もあるだろうなっと思いながら室内へ入った。
玄関を入ると無数のハエが飛んでおり、死臭がかなり強かったのを覚えています。
亡くなっていた場所はクローゼットの前。
発見が9月で気温が高かったため、ご遺体の腐敗が進んでしまっている状態でした。

男性の一人暮らしでしたが、室内は整理整頓されており、単身赴任のためか荷物はさほどなく洋服もスーツが多くあとは仕事関係の必要最低限でした。
作業内容
まずは特殊清掃から開始です。
体液の広がりは酷く、亡くなられていた場所の近くにあった布団や座椅子にまで体液が染みていたのでそれらを撤去し、専用薬剤を使って清掃していきます。
ご遺品の整理ができるようまで処理が終われば、故人様が残したご遺品の整理を行います。
今回、臭いがかなり強かったため弊社が提携している内装業者に工事を依頼しクロスとフローリングを剥ぎ、クローゼットの建具にまで体液が染みていたため建具も撤去しました。


その後は室内の清掃を徹底して行います。
この時汚れや埃が残っていると完全な消臭ができないので細部まで清掃が必要になります。


最後に噴霧器で専用薬剤による薬剤散布とオゾン脱臭機にて消臭・除菌作業を行います。


この工程を何度か繰り返し、完全に臭いが消えたことを確認して作業終了となりました。
回収品目
布団/衣類/冷蔵庫/洗濯機/テレビ/電子レンジ/レコーダー/収納ケース/ゴルフバッグ/テーブル/タンス/座椅子/カーテン/可燃ごみ・不燃ごみ・リサイクル可能なごみ等(弁当ガラ、ペットボトル、空き缶、段ボール、古紙等)/食器類
お客様の声/スタッフコメント
ご遺族様に作業終了の報告をお電話でさせていただくと、
「大変な作業だったと思います。」
「しかし逐一報告していただけたので安心してお任せ出来ました。」
「本当ならお会いし挨拶したかったのですがそれも出来ず申し訳ありませんでした。」
「本当にありがとうございました。」
とお言葉をいただくことが出来ました。
作業後、室内は管理会社の担当者様に確認していただきました。
「本当にあの嫌な臭いが消えるんですね。」
「近隣にも気を使いながら作業してくださり感謝します。本当にありがとうございました。」
とお言葉をいただくことが出来ました。
警察から突然の訃報、残された家族や身内の心境は計り知れません。
私の仕事は残された家族や親族に代わり故人様が生前に残したご遺品を整理し、故人様が残した痕跡を清掃すること。
仕事として感情移入せず黙々と手を止める事なく整理清掃するのではなく、一人の特殊清掃員として時には手を止め残された空間を共有し、進める必要があると私は思っています。
人数・日数・料金
| 間取り | 1R |
| 日数 | 4日 |
| 人数 | 5人 |
| 作業費用 | 397,286円(税込) |
作業前・作業後
Before


After








