ご依頼の経緯・相談内容
ご家族が亡くなられた際、突然の出来事に驚き、何をすればよいのか分からないまま特殊清掃や遺品整理について業者を探されるご遺族様も少なくありません。特に、室内に死臭が残っている場合や害虫が発生している場合には、近隣への影響や今後の生活、賃貸物件であれば原状回復のことなど、さまざまな不安を抱えながら対応を進めなければなりません。
今回のご依頼も、お母様が部屋で亡くなられたことをきっかけに、特殊清掃と遺品整理を他社へ依頼されたものの、作業後も室内の匂いが残ってしまい、改めてご相談をいただいたケースです。「母親が部屋で亡くなり、他の業者に特殊清掃と遺品整理をお願いしたのですが、匂いが残っているので対応して頂けますか?」「本当に困っています、早く来て頂きたいのですが。」とのお問い合わせをいただき、緊迫したご様子でしたので、翌日に現場へ伺わせていただきました。
お話を伺うと、突然のことで焦って業者を探し、特殊清掃と遺品整理を依頼されたとのことでした。作業完了の連絡を受けて現場を確認した際には、遺品は整理されていたものの、少し匂いが残っているように感じていたそうです。その時点では「最初よりは良くなっている」と思われていたものの、後日あらためて部屋を確認すると、匂いが以前より強く感じられるようになり、さらにハエまで飛んでいることに気づき、不安になられたそうです。その後、不動産会社へ相談したところ当社をご紹介いただき、今回のお問い合わせにつながりました。
現場確認では、現在の室内状況だけではなく、これまでどのような特殊清掃が行われたのか、ご依頼者様が気になっている点などもお聞きしながら、死臭を取り除くために必要となる工程について詳しくご説明させていただきました。ご依頼者様にも作業内容をご理解いただき、原因箇所を確認したうえで必要な特殊清掃を行うことをご説明し、ご予約をいただきました。
作業前現場状況
間取りは2Kで、遺品整理自体は一度終えられている状態でした。しかし、夏場ということもあり室内には強い死臭が残っており、害虫であるハエも多数確認できる状況でした。また、遺品整理が完了しているとのことでしたが、室内を改めて確認すると、押し入れや天袋などにまだ残されているお品もありました。一度作業を終えた現場であっても、特殊清掃では目に見える部分だけではなく、匂いや害虫の発生原因がどこにあるのかを確認することが重要になります。
作業内容
特殊清掃と遺品整理を始める前に、現場の状況をスタッフ全員で確認し、ご依頼者様から伺っていた内容やご要望を共有してから作業を開始しました。まずは、前回の遺品整理で見落とされているお品がないか、押し入れや天袋なども含めて室内を一つ一つ確認しました。すると、整理が終わっていると思われていた室内から、まだ残されている遺品が見つかりました。

ご依頼者様が探されていた遺品についても確認を進めながら、必要な物と処分する物を確認していきました。続いて、室内に残っている死臭とハエの発生原因を調べました。
確認を進めると、お亡くなりになっていた場所の床上だけではなく、床下にも原因があることが分かりました。特に床下からハエが出てきていることを確認したため、表面だけの清掃ではなく、原因となっている部分を確認する必要がありました。そこで板材を剥がして床下を確認すると、大量のハエが発生している状態でした。
原因となっている箇所を確認したうえで、専用薬剤を使用して害虫を駆除し、さらに専用薬剤を噴霧して消臭作業を行いました。その後、高濃度オゾン脱臭機を活用し、室内に残っている死臭を取り除くための作業を進めました。特殊清掃では、匂いが発生している場所をそのままにして表面だけを清掃しても、原因が残っていれば再び匂いが発生する可能性があります。そのため、今回もハエの発生状況を確認しながら原因箇所を特定し、必要な作業を進め、後日、改めて現場を確認するとハエもいなくなり、室内の死臭も取り除くことができましたので、原状回復作業を行いました。
一度他社で特殊清掃と遺品整理を行った現場でしたが、残っていた遺品の確認から、害虫の駆除、原因箇所への対応、脱臭、原状回復まで一つずつ作業を進め、すべての工程を終えることができました。
回収品目
板材
お客様の声/スタッフコメント
お客様からいただいたお言葉
突然の出来事で焦って他社へ依頼されたものの、作業後も匂いやハエの問題が残っていたため、今回のご依頼ではかなり不安を感じておられました。作業後には、「探していた遺品も見つけて下さりありがとうございます。」「最初からエピローグシオンさんにお願いすれば良かったです。」との嬉しいお言葉をいただきました。
スタッフより
特殊清掃業者と名乗る業者は年々増えており、当社にも他社が行った特殊清掃のやり直し作業についてご相談をいただくことがあります。今回のように、すでに特殊清掃と遺品整理を終えているにもかかわらず、匂いが残っていたり、後からハエなどの害虫が発生したりする場合には、室内のどこに原因が残っているのかを改めて確認する必要がありますし、実際に今回の現場でも、遺品整理だけを見ると一度作業が終わっている状態でしたが、押し入れや天袋を確認すると残されている遺品があり、さらにハエの発生原因を調べることで床下に問題があることも分かりました。
特殊清掃は、目に見えている部分だけをきれいにすれば終わるという単純な作業ではありません。死臭が残っている場合には、どこから匂いが発生しているのか、害虫がどこから発生しているのかなど、現場の状況を確認しながら作業を進めることが大切です。
また、突然ご家族が亡くなられたことで、ご遺族様の頭のなかには「早くなんとかしなければ」「近隣の方に迷惑をかけてしまう」「管理会社や不動産会社にどう説明すればいいのか」といったさまざまな不安が出てくると思います。そのような状況では、冷静に業者を比較したり、施工内容について詳しく確認したりすることが難しくなってしまうこともあります。
今回のご依頼者様も、近隣への影響を心配され、できるだけ早く問題を解決したいという思いから、最初の業者へ依頼されたそうです。特殊清掃業者を選ぶ際には、特殊清掃ができるというだけではなく、現在の現場状況や作業内容、どのような工程で消臭や害虫駆除を行うのか、原状回復まで対応できるのかなど、気になっていることを事前にしっかり確認することをおすすめします。
特殊清掃では、専用薬剤や高濃度オゾン脱臭機などの専用機材だけではなく、現場の状況を見極め、原因箇所に合わせて作業を進める専門的な知識や経験も必要になります。匂いの問題や害虫の発生、特殊清掃後の原状回復などでお困りの場合は、焦って判断するのではなく、まずは現場の状況やご希望をお聞かせください。
当社では、ご遺族様やご依頼者様が抱えている不安や疑問を一つずつお聞きし、現場を確認したうえで必要となる作業についてご説明させていただきます。特殊清掃や遺品整理でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
間取り・日数・人数
| 間取り | 2DK |
| 日数 | 2日 |
| 人数 | 3人 |
作業前・作業後
Before


After








